2011年05月03日

憲法記念日

今日は 1947年に日本国憲法」が施行された記念日です。
ちなみに 1946年11月3日に公布され「文化の日」になっています。

建前上、行政・立法・司法の三権分立をうたってはいますが、
議院内閣制をとっているために 国会と内閣の構成によっては 内閣府の「独裁」も理論的には可能な制度です。

違憲立法審査権も最高裁が 法案そのものを審査する仕組みがありません。具体的に「憲法違反だ」と訴訟を起こして 確定判決で「違憲立法審査権」が生きるのです。

相互の権力が危ないバランスのもと、3権分立なる概念で運営されているのです。

この憲法の9条「戦争放棄」に国会で 反対したのが唯一共産党の野坂参三氏(後年、名誉議長後除名)です。
彼は国会質疑で「国家主権」を放棄するがごとき 自衛軍を持てなくする条項には反対だと述べています。

公布する段階で 2項前段に「前項の目的を達するため」という言葉を置いた官僚の知恵はたいしたものです。
「国際紛争の解決」「外交的紛争」のための戦争は放棄したものの 野坂氏主張の「国家主権」「自衛権」まで放棄したものでないとの解釈の余地をのこしたのです。

その解釈をして「歪に自衛隊を成長させてきた」のが、歴代政権。
ただ その解釈のままで 憲法に「自衛軍」として、軍隊としての内実をあたえなかったため
海外派遣も 諸外国との連帯や武器使用制限、交戦規程などの楔が多いのです。

その他、生存権や勤労権、教育を受けさせる義務など 未達成のものが多くあります。

本来は 憲法を順守して政治を行う義務を持つ 歴代内閣が「憲法改悪?」運動の推進者になっていること自体がおかしいのです。

今は 基本法律で要件を厳密に規定せず、政令・省令・指示・命令などに 委任される事項が多すぎて 縦割り行政の弊害や天下り、利権などが生まれてくるのでしょう。

今日は 謙虚に憲法を読み直す 時間を 各家庭で持って頂けると 法学部出としては嬉しいです。
posted by 小だぬき at 17:37| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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