2012年01月12日

終戦直後から変わらない政治と行政

【高橋乗宣の日本経済一歩先の真相】
終戦直後から変わらない政治と行政

2012年1月6日 日刊ゲンダイ掲載


時代に即したシステム必要

 2012年は総選挙があると予想されているようだ。その時期もいろいろと取り沙汰されている。

気の早い週刊誌は全選挙区の当落予想を掲載。解散ムードをあおっている。

 ただ、このまま選挙に突入したところで、どうなるのか。どの政党も過半数に届かなければ、政治はさらに混乱する。そこから政界再編に発展しても、スッキリするとは限らない。

政策や理念でガラガラポンするのならいいが、好き嫌いや付き合いの濃淡で群れることになれば、今と変わらない。何も決められない政治がダラダラと続くことになる。

 10年前と比べ、われわれの暮らしは激変した。テレビはデジタルになり、クルマはハイブリッドがシェアを拡大し、たばこの値段は2倍近くになった。携帯電話はスマートフォンが幅を利かせている。

20年前、30年前と比べると、違いはさらに広がっていく。そんな時代もあったなあと、笑えるぐらいなら大したモノ。多くの人は思い出すのも一苦労だろう。

 ところが、政治のシステムは全然変わらない。終戦直後から同じだ。

そのため、一度、衆参で多数が違う「ねじれ」が生まれると醜い政争が勃発する。国民そっちのけの権力闘争が続き、重要政策はひとつとして決められなくなってしまう。

 消費税増税は議論すらしないとした民主党が消費税増税に前のめりになり、消費税増税を公約に掲げていた自民党が消費税増税に反発する。

これも「ねじれ」だ。当人たちは疑問に思っていないようだが、ハタから見れば理解に苦しむ行動である。

 行政も古い。例えば、英語教育重視が打ち出された学校の現場では、語学を教える外国人の先生が増えている。

だが、彼らのほとんどは日本の教員免許を持っていない。日本の大学を出ていないのだから当たり前だが、そのため、彼らを日本人の教員と同じ待遇で迎え入れることはできない。

外国人教師を増やしたいのなら、免許制度の手直しが必要だ。ところが、行政は見て見ぬふりである。
 日本の社会は大きく変化している。人口構成もかつてとは違う。

団塊の世代は次々とリタイアし、子供はどんどん減っている。

政治も行政も、そんな時代に即したシステムに変えなければダメだ。

根っこから変えない限り、何度選挙を繰り返しても、国民はむなしさだけを覚えることになる。
【高橋乗宣】
posted by 小だぬき at 09:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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