2012年01月26日

民間・公務員ともに「未来につながる交渉を」

昨日の自公民の公務員給与合意を 詭弁としました。
ただ 連合という労働団体が 主力の民間賃金でさえ 定期昇給がやっとという現状では、公務員給与を団体交渉権にゆだねてもプラス回答は至難の技ですね。

「名を捨て実をとった」のが民主党と述べましたが この実が腐っていたのでは 笑い話にもなりません。
キツネとタヌキのばかしあい ではありませんが、「連合」に高い組合費を払っている組合員の我慢も限界に達し 執行部批判などを通して 弱体化の坂を転げ落ちるかもしれません。

何せ 主力の民間でさえ 早々とベースアップどころか 定期昇給がやっとの攻防戦では、公務員労組が労働三権を獲得しても 財政赤字・公務員倫理、労働組合活動の厳格化などで 「人事院勧告制度」を残すべきだったとなるのは 陽をみるより明らかなことのように思います。
この公務員給与問題は、第一ステップでは 民主党タヌキの勝ち。
しかし 今後の「労働組合」の再編成や加入率の大幅上昇がない場合、自公両党は 「公務員関連法」を民主党に強行採決させれば 次に政権を担う時には プラスに働く。

民間だけでなく 公務員も「未来につながる交渉を」と願うものです。
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 社説:12年春闘 未来につながる交渉を

毎日新聞 2012年1月26日 2時31分

 2012年の春闘がスタートした。

連合は「働く者への適正な配分が内需拡大、デフレ脱却につながる」と主張し、一時金や手当を含めた給与総額の1%引き上げを求める。

一方、経団連はベースアップについては「論外」、定期昇給についても「負担が重い企業では延期・凍結を含めて厳しい交渉を行わざるを得ない」と反論、「震災の影響や行き過ぎた円高など企業を取り巻く環境は厳しい」と一歩も引かない構えだ。


 この論戦、就職活動に苦戦している学生はどう感じるだろう。あるいは労使交渉の場に就けない非正規雇用労働者はどうか、気になる。


 定昇凍結という冷水を浴びせられた連合の憤りはわかる。

日本の会社員は入社当時の給料は低いが、次第に上がっていく。結婚して子どもができれば子育てや教育費にお金がかかり、マイホームを持てば長年にわたる住宅ローンを組むようにもなる。

勤続年数に従って給料が上がる賃金制度を土台に人生の設計をしているのだ。しかも、近年は多くの職場で正社員が少なくなり、それにともなって個々の正社員への仕事の負荷は高まっている。長時間労働を強いられて賃金も上がらないのでは疲弊するばかりだ。


 しかし、それは「正社員」の切符を手に入れた人たちのぜいたくな悩みではないか−−。

たまたま就職氷河期に大学を卒業したばかりに希望する就職先が見つからず非正規職場を渡り歩く若者たちがそのように感じたとしても不思議ではない。


 連合は「非正規雇用の待遇改善」も主張しているが、これまでも春闘の課題に掲げながら成果を上げられなかったのはなぜか。自分たちの賃金が危うい状況の中で、労組のメンバーではない非正規の人々の待遇改善にどこまで本気で取り組めるのだろうか。


 経営者側も「賃金より雇用」と言うのであれば、具体的な雇用維持・拡充策を提示すべきだ。

企業活動を取り巻く環境が厳しいからといって、収益を内部留保と配当にばかり充てていたのでは社会は納得しないだろう。

若者の雇用拡大とともに、出産・育児休暇が取りやすい職場環境の改善、パートなどの厚生年金拡充にも真剣に取り組むべきだ。


 自由な働き方を求めて非正規雇用を選ぶ人もいる。公的な社会保障の網を非正規雇用にも広げれば、雇用の多様性や流動性を高めることにつながるだろう。

いずれにせよ、被用者のうち非正規雇用労働者は35%を占める時代になった。

労組の加入者も減り続けている。現状の利害関係の枠を超え、明日のための交渉をしなければ春闘の役割はますます小さくなっていくだろう。

posted by 小だぬき at 07:28| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
世の中、何事もあまりにも細分化され、私のような者には、判断することが難しくなりつつあります。

記事のテーマとは全く違いますが、
「川崎市民の歌・好きです川崎愛の街」
聞いてみました。
軽やかで気分がほぐれますね。
爽やかな歌声は「芹洋子」さんでしょうか?
国歌よりこちらのほうが良いですね。
Posted by kanmo at 2012年01月26日 09:25
法律解釈の訓練を受けた法学部出でも 難しい問題です。日本という統治機構の再構築が必要です。どっちにしてももっと本質的な議論をしなければね。

「好きです川崎愛の街」芹洋子さんの歌唱です。聞いていて自然に一緒に歌いたくなるステキな曲ですよね。ありがとうございます。

戦後、国民歌として「緑の山河」があります。今は残念ながら組合歌としてしか知られませんが、一度聞いて頂きたいです。
Posted by 小だぬき at 2012年01月26日 09:51
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