太平洋プレート:内部で力の向き変化 大地震発生しやすく
毎日新聞 2012年1月31日 3時00分
東日本大震災後、宮城、福島両県沖の太平洋プレート(岩板)内部にかかる力の向きが変わったことを、海洋研究開発機構の尾鼻(おばな)浩一郎主任研究員(地震学)らが観測で初めて突き止めた。
プレート内で大地震が発生しやすい状態になったといい、観測体制の強化が急がれそうだ。31日付の米地球物理学連合の学術誌に発表した。
東北地方は北米プレート上にあり、その地下には太平洋プレートが潜り込んでいる。大震災は両プレートの境界で発生した。
同機構は震災後、太平洋プレート内部を震源とする地震が増えたことに着目し、同プレート上の海底(東西約80キロ、南北約150キロ)に地震計20台を設置。昨年4月下旬から約2カ月間の調査期間中に発生した地震のうち、仕組みが判明した50個を解析した。
その結果、震源は深さ10〜40キロに分布し、ほとんどが左右に引っ張り合って断層がずれ落ちる「正断層型」と分かった。
一方で、圧縮されて断層がせり上がる「逆断層型」は一つもなかった。
震災前の観測では正断層型は深さ約20キロまでで、それより深い場所では逆断層型だった。
この変化の影響で、地殻の割れは通常深さ20キロ付近で止まりプレート内地震は大地震になりにくかったが、今回の変化で40キロまで割れが到達可能となり、マグニチュード8級の大地震が発生しやすくなったという。
【西川拓】
こだぬきさん、ジャンルが幅広いんですね!? 敬服します。
今回の地震、私としては2度目の体験なのですが…(一度目は、二十代の頃)やはりマグニチュード7以上でしたが・・・。
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今回の地震は その時の規模のズレが ほぼ1~2分置きに、連続して3か所続いたモノの様ですネ。
南北500`近くの 活断層のズレが、一度にではなく…150`程づつ3度に亘って続けざまに 追い打ちを掛けた形になって・・・。
それが、あの未曾有の 津波の水量と成ったものと思われますね。(これは、私のあて推量ですが・・・)
事実私は、その揺れ方を3度に亘って…と、感じましたから…。
私の在所は、栃木と茨城の県境ですので…被害も相当有りました。
今回の、こだぬきさんのリポート…
「そうだったんだ!!」… 至極、納得でした。
不気味なほど各断層が動いている。
今 どこで大地震があってもおかしくないと言われています。
英転爺さん、コメントありがとうございました。