2012年03月14日

SOSの声をあげて

この青少年の自殺の1000人を超えたという数字は 中規模校の2校分の児童・生徒数が亡くなった規模。
3万人というのは 60校の学校喪失の人数であり、アメリカのベトナム戦争時の戦死者より多い方が 毎年なくなっていることになります。
いかに凄まじい数の自殺者でしょうか・・・。
交通事故死10000人を加えると 毎年 有為な人材が 亡くなっていることか・・・。

東日本大震災や自然災害、病死などを加えると とんでもない人数の方が「平和」なハズの日本で 生命を失っていることになります。まず、「平和」をいうのであれば、この理不尽とも思える 死を減らす・なくせるような社会を作り出す必要がありそうです。

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香山リカのココロの万華鏡:SOSの声をあげて

毎日新聞 2012年3月13日 東京地方版

 警察庁の統計によると、昨年の自殺者は減少傾向にあるものの、依然として3万人を超えていたことがわかった。

とくに目立つのは、「学生・生徒」に分類される若い人の自殺の増加だ。前年より101人も増え、統計を取り始めた1978年以降、初めて1000人を超えた。

 本当に残念だ。それぞれに事情はあったのだろう。

でも、どんな問題でもまわりの人の力も借りながら、時間をかけて取り組めば、必ず解決できたはずなのに、と思う。


 では、何が欠けていたのだろう。
本人の「問題に向き合う力」なのか。それは違うはずだ。どんな若者にも、困難な状況に立ち向かい、自分なりの道を見つける力が必ず備わっている。ただそれは周囲からのサポートがなければ、なかなか発揮されないものなのだ。


 子どもや若者は、一般的に自分に問題が起きたとき、「自分が悪いからこうなった」と思い込む傾向がある。
たとえば親どうしが自分たちの事情で離婚しても、幼い子どもは「ボクがいい子じゃないからパパとママは別れた」と信じていることがよくある。
中には、「悪い子のボクなんか、いなくなったほうがいいんだ」と考えるようになる子どももいる。
おとなは、「あなたのせいじゃない」「君はみんなから必要とされているんだよ」と言い続けてフォローしなければならない。


 ところが、最近は「子どもを甘やかすな」という考えのもと、そのフォローがない場合がある。
それどころか、「これはあなたの責任だ」と子どもや若者にも自己責任を突きつけるおとなもいる。
もちろん、問題の原因がはっきりしている場合は毅然(きぜん)とした態度で接することも必要だが、そうでない場合にまで「自分で何とかしなさい」と若い人たちを突き放すのは、彼らを追い込むことにしかならない。


 どの子どももどの若者も、家族にとっても社会にとっても、宝物のように大切な存在だ。おとなは彼らのために、あらゆるサポートをする準備がある。困ったときには遠慮なく、SOSの声をあげてほしい
そういうメッセージが、自分で命を絶った1000人を超える「学生・生徒」たちには届かなかったのだ。

そして、いま「自分じゃどうにもならない」と思っている子どもや若者がいたら、となりのおとなに「助けて」と声をかけてみてください。

最初のおとながこたえてくれなくても、あきらめないでふたり目、3人目にも助けを求めてほしい。必ずあなたの声に耳を傾け、いっしょに考えてくれるおとながいるはずだから。

posted by 小だぬき at 08:31| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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