2012年03月30日

過去の発言がブーメランのように戻ってくる

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過去の発言がブーメランのように戻ってくる
2012年3月29日   東京新聞 コラム

 「消費税を上げ、医療費を引き上げ、定率減税を引き下げ、風邪から治りかけていた日本経済を肺炎にしてしまった。
同じことをまた繰り返そうとしているんでしょうか」。

消費税率アップに反対する民主党議員の発言ではない

▼二〇〇五年一月の衆院本会議で、当時の小泉純一郎首相を前に、野党時代の野田佳彦首相が展開した増税批判だ。

過去の発言がブーメランのように戻ってくることが民主党首脳には多いが、これはその典型だ

▼消費税を二〇一四年四月に8%、一五年十月に10%に引き上げる法案の事前審査をしていた民主党の合同会議は、きのう未明に議論を打ち切った。夕方の政府・民主三役会議で法案を了承し、三十日に国会に提出する見通しだ

▼焦点の「景気条項」は一一年度から十年間の平均成長率を「名目3%、実質2%程度を目指す」と明記したが、あくまでも努力目標であり、増税する際の条件ではないという

▼そうは言っても法案に書いた以上、足かせになる。経済が停滞する中、「条件ではありませんでした」と、増税に踏み切ろうとする政府を国民は許すだろうか

▼野党時代の首相の指摘は正鵠(せいこく)を射ていた。

今回の増税案による国民負担の規模は、日本経済を「肺炎」にした橋本政権の当時よりもはるかに大きい。
非正規労働者が増えて、所得も減っている。肺炎では済まないかもしれない。

posted by 小だぬき at 05:16| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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