2012年04月01日

亀井静香 正義の人かドンキホーテか 政権崩壊のアリの一穴の声も

亀井静香 正義の人かドンキホーテか 政権崩壊のアリの一穴の声も
2012年3月31日 日刊ゲンダイ掲載

敵に回すと厄介

「さすが亀井さん。想像以上の騒ぎとなりましたね」 
政治評論家の有馬晴海氏がこう言った。

国民新党は衆参8人の小所帯だ。このうち消費税増税に反対し政権離脱を主張しているのは、亀井静香代表と亀井亜紀子政調会長の2人だけ。
野田政権に歯向かっても、多勢に無勢。流れを変えることはできない。

 それでも動けばテレビカメラが追っかけ、ニュースとなる。
29日から、亀井は久しぶりに注目の人となった。それも誇大妄想に耽る「ドンキホーテ」ではなく、筋を通す「正義の人」として、脚光を浴びたのだ。

 国民新党の残る6人は政権にしがみつく構えである。

自見金融相は、亀井に何度も携帯を鳴らされながら電話に出ず、シレッとして閣議で署名した。

「大臣はどうしてもやめたくないと逃げ回っている。みっともないから、やめてほしい」と、20歳も下の亀井政調会長に批判されても、平気の平左だ。
やはり大臣は、3日やったらやめられないらしいが、分は悪い。
いくら、「郵政民営化法改正案を仕上げる」(下地幹事長)と政権居残りを正当化しても、郵政改正案は自公も賛成だから、成立は確実だ。政権にとどまる理由にはならない。

「信念を貫いたのは2人の亀井。国民は支持します。残りの連中はシメシメと思っているのかもしれないが、選挙は厳しい。

小渕政権のとき、連立離脱した自由党を抜けて与党に残った保守党はどうなったか。3カ月後の選挙で衆院議員が18人から7人に激減しています。そのときと同じでしょうね」(政界関係者)

 政権に残る連中は、そこが死に場所だ。6人で新党を立ち上げても、生き残りは難しい。国民新党の票とカネは、亀井代表のキャラクターで集まった。顔役がいなければ、泡沫政党になるのがオチだ。

 野田政権も危ない。国民の亀井支持は、裏を返せば「野田ノー」だ。

世論の反増税は高まるし、永田町の雰囲気も変わってきた。

 前出の有馬晴海氏が言う。

「本来なら、1人や2人が減ったところでビクともしないはず。民主党が衆議院で圧倒的多数を占めていることに変わりはありません。

それなのに、テレビや大新聞が亀井さんの動きを政局として取り上げたから、永田町はキナ臭くなってきた。だれもがそわそわし始めています。

亀井さんは、おとなしくしている“隠れ増税反対派”の背中を押した。増税反対でも存在感を示せることを証明したのです。これは大きい。

今後は、内閣や執行部に反発し、声を上げる議員が増える可能性が出てきました。

小沢系の17人が政務三役や党の役職を辞任したのも、ジワジワと効いてくる。野田首相が増税法案の採決に突っ込めば、大量造反も考えられるというムードになってきました」

 亀井を敵に回すと厄介だ。金融相のときは、憎き竹中がつくった銀行を潰し、小泉構造改革路線に逆行するモラトリアム法案を成立させた。郵政民営化だって、粘り腰で事実上の撤回が秒読み段階に入っている。

 消費税増税に「政治生命をかける」と公言している野田首相が、地獄を味わうのはこれからだ。

亀井の反旗は、政権崩壊のアリの一穴となりそうである。

posted by 小だぬき at 08:32| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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