2012年05月18日

大相撲 力士ニックネーム

憂楽帳:ニックネーム
毎日新聞 2012年05月18日 13時33分

大相撲夏場所で横綱・白鵬を破って初金星を挙げた前頭・豊響(とよひびき)のニックネームは「平成の猛牛」。

平成と付くのは、昭和時代に猛牛と呼ばれた元横綱・琴桜がいるからだ。


 かつては愛称、異名を持つ力士が多く、
横綱ではウルフ(千代の富士)、津軽ナマコ(旭富士)、

大関ではピラニア(旭国)、南海の黒ヒョウ(若嶋津)。

他にも桜色の音楽(横綱・照国)、白い稲妻(関脇・北の洋)、褐色の弾丸(関脇・房錦)など色付き系、潜航艇(関脇・岩風)、起重機(関脇・明武谷=みょうぶだに)、デゴイチ(関脇・黒姫山)など乗り物・機械系と多彩だった。


 だが今は少ない。

豊響の他に現役では角界のベッカム(大関・琴欧洲)、ロボコップ(十両・高見盛)くらいか。
個性派力士が少ないのと、命名するメディア側にも責任がありそう。


 相撲協会は、ゆるキャラの公式マスコットで人気回復を狙うより、有望力士のニックネームを公募、選定してみてはどうか。

ただし、ブームに便乗して「○○王子」というのは勘弁してほしい。

【大矢伸一】

posted by 小だぬき at 16:10| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
故郷が支えた土俵人生
  〜横綱・照国の生涯〜
  
 大相撲が年2場所の時代、史上最年少の23歳4カ月で横綱になったのが、湯沢市秋ノ宮出身の照国万蔵だ。入幕後、わずか3年。7場所で横綱になった。しかも69連勝を達成した無敵の横綱双葉山と5回対戦し、3勝2敗。全盛期の双葉山が、同じ相手に3敗したのは照国だけだ。地方巡業でも双葉山は照国に敗れた。照国は全盛期の双葉山に一歩も引かず、堂々と打ち負かした。生まれも育ちも秋田の若武者が、天下一の双葉山を土俵中央に転がしたのだ。照国の活躍に、地元は大いにわいた。
 照国の体は柔軟で、テンポよく動き、取り口もリズミカル。餅のような色白の肌が、相撲を取るたびに桜色に染まった。その様子は「桜色の音楽」と形容された。観衆は照国に酔いしれた。まさに「絵になる相撲」だ。人気の点では双葉山をしのぐほどで、誰もが愛する時代のヒーローだった。
 「相撲の天才」とも呼ばれた。土俵に腹がつくほどの低い立ち合いから相手を攻めた。低く攻められた相手ははたくが、照国は前に落ちない。子どもの頃、蚕の餌になる桑の葉っぱを朝夕、山に採りに行った苦労が強靱な足腰を育んだのだ。前さばきがうまく、差せば重心の低い吊りや寄りをした。自分よりはるかに長身の相手が高々と宙に浮いた。
 横綱在位、満10年。幕内通算成績271勝91敗。関取勝率74・2%は歴代7位。三役になってからの勝率は双葉山の86・7%に次ぐ81・3%で歴代2位。強い横綱だ。だが照国は、もともと勝負師ではなかった。争いを好まず、内気で温厚な人柄。力士になるのを嫌い、時間があれば勉強したり、読書するおとなしい少年だった。
 そんな照国が、父の急死や兄の出征など家族の悲運を乗り越えるため、あえて相撲取りの道に進んだ。自分が堪え忍び、母と弟たちを窮地から救おうとしたのだ。息子を不憫に思う母は猛反対したが、照国は泣いて故郷を後にした。 
 だが優しすぎる照国は駆け出しの頃、相撲が弱く、「力士としてやっていくのは無理だ」と親方に破門された。両国橋で途方に暮れて泣いていた照国に手を差し伸べ、家族のように温かく育ててくれたのが、同郷の幡瀬川だった。故郷の母は照国を祈り、わが身に井戸水を浴びる過酷な「願掛け」を行った。「万蔵を救ってけれ。おらの寿命を縮めてもいいから」と寒中でも体に水をかぶった。照国が大病を患って危篤になった時も、母は一心不乱に看病し息子を救った。
 だが苦労しすぎた母は若くして逝った。照国は「あばぁ。あばぁ」と、亡き母を叫びながら泣いて相撲を取った。病気やケガに苦しみながらも、母を支えに必死に踏ん張り、連続優勝を果たした。照国は故郷の母や家族を支えに、必死に人生を駆け抜けたのだった。照国は語っている。「故郷にいた時が一番の幸せだった」と。貧しくても家族睦まじく、百姓しながら暮らした少年の日が忘れられなかったという。
 
Posted by 照国ファン at 2012年06月11日 21:51
照国ファンさん、とてもステキなお話をありがとうございます。
私の知らない時代の偉大な努力の人、心優しい横綱の話を聞き、感銘を受けました。
これからも よろしくお願いいたします。
Posted by 小だぬき at 2012年06月12日 05:18
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