2012年05月28日

余録:北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」を…

余録:北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」を…
毎日新聞 2012年05月28日 00時10分

北朝鮮が中距離弾道ミサイル「ノドン」を日本海に向けて初めて発射実験したのは19年前の93年5月29日だった。

ところが、その事実が報道されたのは6月11日。13日もたった後である

▲この日朝、ある「政府筋」が実名を出さない条件で報道陣に明かしたからだ。
「北朝鮮のミサイルが能登半島沖に着弾しました」「核武装すれば大変なことになります」。突如、大ニュースを切り出された記者たちの方が驚き、あわてたそうだ

▲この「政府筋」が当時の官房副長官、石原信雄氏だったことは、その後本人が認め公表している。
時の宮沢喜一内閣は発射直後に情報をつかんでいたが、米国への配慮などから極秘扱いにしたとされる。
しかし、事務方トップの石原氏がまったく独断でリークしたのだった

▲「黙っていてはいけない。危険な企てをしている国があることを国民に知ってほしかった」と後に石原氏は語っている。
それを「危機感をあおるため世論誘導しようとした」とか、「官僚の出過ぎたまねだ」と非難する人は今、ほとんどいないだろう

▲リークやオフレコというと悪いイメージで語られがちだが、信念と覚悟を持って情報を明かす官僚もいたということでもある。

オフレコの席を放談会と勘違いし、暴言を吐いて辞任する政治家や官僚が後を絶たない今とは大違いである

▲「世襲3代目」になっても北朝鮮をめぐる危機的状況は変わらない。

そして日本は、といえば、「迷答弁」ぶりであきれさせ、時に失笑まで買う人が参院で問責決議を可決されながら、国の危機管理の要である防衛相を続けている。

19年後の現実を改めて見つめたい。
posted by 小だぬき at 07:46| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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