2012年07月23日

憂楽帳:「矛盾」してていい

憂楽帳:「矛盾」してていい
毎日新聞 2012年07月23日 12時37分

あまりに暑いので台所のクーラーをつけたところ、21歳の長男が汗だくで帰ってきた。
「わあ、やっぱり涼しいね」と感動しながらも、こんなことを言う。
「お父さん、脱原発なのに、こういうの使って、矛盾してない?」


 それを「矛盾」ととるなら、矛盾でいい。
いくら電力を使いまくっても、脱原発は主張できる。
原発関係の企業や省庁に勤めていても同じだ。

問われているのは、福島のような放射線汚染は未来永劫(えいごう)二度と起きないと言えるのか、ということだからだ。
あるいは、最終処分場も決めず、見知らぬ未来の人々に核廃棄物を託してもいいのか、ということだ。

エネルギー論というより個人の倫理が問われている。


 意見とは本来そうだし、特に倫理について語る場合、地位や経歴、立場、ふるまい、過去との一貫性にとらわれず、どこまでも自由であっていい。

だから「電気自動車のCMに出ている坂本龍一が脱原発を語れるのか」「テクノポップで電気を使ってきた」という非難は、問われている問題の本質をぼやかすだけだ。【藤原章生】

posted by 小だぬき at 17:43| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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