2012年09月30日

強烈台風 なぜ相次ぐ

強烈台風 なぜ相次ぐ
2012年9月30日 東京新聞朝刊

 強大な台風が相次いでいる。
沖縄に爪痕を残した台風15号と16号、本州に迫る台風17号といずれも最盛期は大型で、中心気圧も九〇〇〜九一〇ヘクトパスカルまで下がった。
立て続けの猛発達はなぜなのか。気象庁は温暖化との関連も含め「何とも言えない」とし、一方で熱帯上空の寒気の影響を指摘する声もある。(宇佐見昭彦)


 台風15号と16号は沖縄本島を通過後、朝鮮半島へ向かった。
厳しい残暑をもたらした太平洋高気圧が本州付近に居座っていたためだ。
今は高気圧が東へ退き、台風17号は本州直撃コースを進む。


 気象庁の区分では、台風の中心付近の最大風速四四メートル以上が「非常に強い」で、五四メートル以上は最上級の「猛烈な」。
最盛期には15号は非常に強い台風、16号と17号は猛烈な台風にまで発達した。


 三連続でこれだけの勢力になるのは、まれだ。
一九九七年の23〜25号はいずれも大型で猛烈な台風となり、中心気圧も九〇五〜九一〇ヘクトパスカルまで下がったが、日本列島にはそれほど接近しなかった。


 気象庁気候情報課では「フィリピンの東の海面水温は、今が一年で最も高い時期。大気の対流活動も活発だ。
ただ、それが台風の発達にどう結びつくか。温暖化が進むと強い台風の割合が増すという研究データもあるが、今回のケースが温暖化の結果かどうかは分からない」と説明。


 沖縄気象台でも「海面水温が高いといっても平年並み。決め手になる原因は分からない」と首をひねる。


 「台風物語」の著者で元静岡地方気象台長の饒村曜(にょうむらよう)さんは「ある一年の中では、海面水温や大気の流れなど台風のできる環境が似ていると、同じようなケースが続くこともある」と指摘する。


 「水温が平年並みなら上空の事情だ」と話すのは、天気キャスターで気象予報士の森朗さん。
「暑かったこの夏、偏西風が蛇行して上空の寒気が日本付近では南下できず、日本の東を南下して熱帯上空にまで流れ込んだ。
それが積乱雲の発達を強め、台風が勢力を増しやすい状況を招いたのでは」と分析する。

posted by 小だぬき at 08:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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