2012年10月17日(水)18時0分配信 美レンジャー
電車の中やお昼の公園でよく目にする光景といえば、何が思い浮かびますか?
携帯電話を操作している人や音楽を聞いている人が圧倒的に多いと思いますが、“太ももの上にノートパソコンを置いて作業をしている人”はどうでしょう?
「休み時間や移動中にも仕事なんて大変だな」と思いますよね。ですが、問題は忙しさではなく、パソコンの置き場所にあるのです。
■トースト肌症候群とは?
トースト肌症候群とはノートパソコンなどの熱源を、太ももに乗せて長時間作業をすることで起こる皮膚の炎症のこと。
“ちょっと作業をするだけ”のつもりで、太ももの上にノートパソコンを置いていると、底面が肌に触れ次第に熱さを感じてきますよね?
ノートパソコンにはハードディスクや精密機器、チップなどが詰まっているので、なんと44度くらいまで温度が上がるのだそう。
44度といえば、5〜10時間で低温ヤケドを発症する温度。
短時間であれば大きな問題はないのですが、そのまま作業を続けて放置してしまうと、皮膚に赤や茶色の斑点が現れます。
そうと知ったら、これまで太ももの上でパソコン作業をしていた人は、今すぐにでもやめたくなりますよね? 特に肌が弱い人や、子供は症状が現れやすいので、今すぐやめてください!
■肌が赤くなってしまったらするべきこと 3つ
(1)患部を冷やす
(2)水泡はつぶさない
水泡ができてしまったときは、雑菌の侵入を防ぐためにもつぶさないようにしましょう。また、水泡をつぶすと痕が残りやすくなるので要注意。
(3)すぐ病院へ行く
自己判断でオロナインなどのヤケド治療薬を患部に塗ってしまうと、その後病院へ行ったときの治療の妨げになることがあります。
冷水で冷やす以外の応急処置はとらないようにしましょう。
いかがでしたか? じわじわと時間をかけて肌の奥まで到達した熱は、外見上は目立たなく症状が軽く見えても油断できません。
自己判断することなく、医師の診察を受けるようにしましょう。