2012年11月09日

ネットで批判されたときの最大の反撃手段は……「無視」?

ネットで批判されたときの最大の反撃手段は……「無視」?
2012.11.08 20:15   夕刊ガシュット通信(谷川 茂)


何かネット上で人から批判されたり。文句を言われたとき、もっとも有効な反撃手段は何か。

批判している人は、その対象となった人の何かしらが気になったり腹が立ったりしたわけである。
その気分を表出せずには気が収まらないから、批判するのであろう。
同時に、対象に自分の気分を分かってもらい、反省してもらったり、訂正してもらったりするという願望も批判の目的と言える。

さらに、批判人は、あえて「炎上」させて自身が罵詈雑言を吐きまくることにより、ストレスを解消している可能性もある。


ところで、自分にしている人は、対象となった人をイラつかせ、キレさせたり、罵詈雑言を吐かせることを求めているのかもしれない。
これが始まると、罵詈雑言のキャッチボールが際限なく続き、いわゆる「炎上」という状況になったりもする。
くわえて、批判している関するネガティブな部分を他人に言い当てられると、とても嫌な気持ちになる。
誰だって、そうであろう。特に、ネットの場合は、言い当てられた部分が衆人の目にさらされてしまう。だから、個人対個人で言い当てられたときよりもダメージが大きく、むかつきの度合いも高くなる。
そんなときには、まったく関係のないところで、思わず罵詈雑言を吐きたくなってしまうのは人の性だとは思う。


一方、ネガティブな部分だと指摘されたことが、間違っていたり、勘違いであったり、見当違いの場合もある。
そういうときには、指摘した人に正面から「間違いだ」「勘違いだ」と反論するのはひとつの手段である。
しかし、反論と称して騒ぎすぎると、そのやりとりを見ている第三者から、今度は「言い当てられているから騒ぐ」と思われてしまう可能性が生じる。


そういった場合に、批判した人に対してもっとも有効な反撃手段は、「無視」だと筆者は考えている。
「何言ってるんだ。ちゃんちゃらおかしいぜ」と鼻で笑ってやり過ごす。

ネットでは、さまざまな形で「書き込み」や「発言」ができるので、イラっとした気持ちを表出したくなる気分も分かる。
でも、そこをこらえて無視すれば、批判した人は「なぜ反論しない?
 私の批判は間違っていたのか?」という話になり、逆にその人をイラっとさせることにつながる。


なぜこんなことを書いているのかというと、「日経ビジネス」の「勝つために見る映画」というネット連載で、押井守氏が語ったコメントに対して、ネット上で過剰反応している人がたくさんいるからだ。
押井氏はこう言っている。

「先日、ドワンゴの会長が言ってたけど『日本では最下層の人間が全部ネットにぶら下がってる。これが日本の特殊事情だ』って(笑)。

だからネットが罵詈雑言の世界になっちゃう。
恨みつらみばかりで人間性下劣な世界。
こんなにひどいネット世界は日本だけだって。
中国だろうがヨーロッパだろうがアメリカだろうが、ネットでこれだけ聞くに耐えない言葉が氾濫してる世界は他にないんだって。
なんでかというと、日本は最下層でもみんな、パソコンや携帯を持てるから」(「勝つために見る映画」、2012年11月5日付)


まず、ネットで商売している「ドワンゴの会長」の発言を、勝手に引用してしまう押井氏の姿勢はいただけない。
また、発言全体の内容が抽象的なのに、ある特定の階層を示す「下層」などと言う言葉を使っているのもおかしい。
そして、「ドワンゴの会長」の発言自体も、本当にそれを言ったのなら、上から目線のトンデモ発言だと言える。

何のデータも提示されず、「下層」や「下劣」の根拠も示されない。

こんな根も葉もない世迷い言につられて強く反応してしまったら、発言している人たちの思うつぼである。もし自分が「下層」でも「下劣」でもないと思うのなら、こういうときこそ「無視」するという姿勢を提案したい。
あえてする「無視」は、泣き寝入りとは異なる。あえて無視することによって、押井氏や「ドワンゴの会長」の鼻を明かしてやろう!

posted by 小だぬき at 13:20| Comment(0) | TrackBack(0) | ブログ奮戦記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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