2012年12月27日

休職教員:「心の病」 仕事量増加、同僚の支えなく 現場、ゆとり失う

休職教員:「心の病」 仕事量増加、同僚の支えなく 現場、ゆとり失う

毎日新聞 2012年12月25日 東京朝刊


 文部科学省が24日公表した、昨年度に「心の病」で休職した5200人余りの教員たち。
休まざるを得なくなった教員の体験からは、子供の荒れや保護者への対応、増える一方の事務に追われる中で、真面目な人が追い詰められていく現場の実情が浮かび上がる。


 大阪府内の中学に勤める40代の女性教諭は1年半前、うつ病で休職した。
学力や生活上の課題を抱える生徒が多く、保護者との関わり方に神経を使う学校だった。
「成果がはっきり見えない仕事だけに教員同士で支え合って子供のためになることを話し合うべきなのに、そのゆとりがなくなってきている」という。


 府内の小学校で教諭だった60代女性も10年前、休職に追い込まれた。
多動で授業中に他の子供の邪魔をする児童がクラスに2人いたが、管理職に「あんたの責任」と突き放された。


 「2本しか手がないのにどうやって2人に目を配りながら、他の子たちを世話するのか」。悩むうちに家から出られなくなり、最終的に辞職した。


 東京都教職員互助会が運営する三楽病院(千代田区)精神神経科の真金薫子(まがねかおるこ)部長は「学校全体で仕事量が増え、みんな余裕がなくなっている。仕事量を調整する必要がある」と指摘する。


 真金部長は教職員の精神疾患が専門。同病院では相談件数が年々増加し、電話で臨床心理士が応対した場合も含む昨年の相談件数は約2500件で、今年も同様の水準だ。【林田七恵、苅田伸宏】

posted by 小だぬき at 09:06| Comment(0) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]

この記事へのトラックバックURL
http://blog.seesaa.jp/tb/310134806

この記事へのトラックバック