正月行事の意味
2013年1月2日(水)9時30分配信 All About
新年を迎え気持ちも新たに……などといいますが、昔は元旦に年神様(新年を司る神様)からその年の魂を分けていただくと考えられていました。
”魂”というと驚くかもしれませんが、年神様から”生きる気力”を授かることが正月の大きな意味で、一連の正月行事は、年神様を家に迎えて・もてなし・見送るためのものです。
その昔、誕生時が1歳で、その後元旦に年をとる「数え年」だったのは、魂の数が年齢だったから。
お母さんのお腹の中にいるときに既に魂があるから生まれたときは1歳で、年神様から魂をいただく元旦にみんな一斉に年をとるわけです。
では、どうやって魂を授かったのでしょう。
まず、年神様の依りどころである鏡餅に「年魂」が宿ります。
この「年魂」が宿った餅玉を、家長が家族に分け与えます。(これが「御年魂=御年玉」です)。
その餅玉を身に付けるための料理が「雑煮」で、食べることで心身に取り込んだのです。
今でも、雑煮のお餅はたくさん食べたほうが良いと言われているのは、このような理由があるからです。
時と共にかたちは変わってきましたが、正月の意味を知ることで、行事に対する思いが深まるのではないでしょうか。
新年を迎え気持ちも新たに……などといいますが、昔は元旦に年神様(新年を司る神様)からその年の魂を分けていただくと考えられていました。
”魂”というと驚くかもしれませんが、年神様から”生きる気力”を授かることが正月の大きな意味で、一連の正月行事は、年神様を家に迎えて・もてなし・見送るためのものです。
その昔、誕生時が1歳で、その後元旦に年をとる「数え年」だったのは、魂の数が年齢だったから。
お母さんのお腹の中にいるときに既に魂があるから生まれたときは1歳で、年神様から魂をいただく元旦にみんな一斉に年をとるわけです。
では、どうやって魂を授かったのでしょう。
まず、年神様の依りどころである鏡餅に「年魂」が宿ります。
この「年魂」が宿った餅玉を、家長が家族に分け与えます。(これが「御年魂=御年玉」です)。
その餅玉を身に付けるための料理が「雑煮」で、食べることで心身に取り込んだのです。
今でも、雑煮のお餅はたくさん食べたほうが良いと言われているのは、このような理由があるからです。
時と共にかたちは変わってきましたが、正月の意味を知ることで、行事に対する思いが深まるのではないでしょうか。