2013.01.22 17:00 NEWSポストセブン
5年程前から“メタボ(メタボリックシンドローム)”という言葉が世の中に浸透してきましたが、最近はそれに加え“ロコモ”という言葉も出てきています。
これは国民病ともいわれていて、近年問題となっているもの。
メタボや認知症と並び、健康寿命を短くする要因の1つとなっています。
正式名称ロコモティブシンドローム(運動器症候群)、”運動器の障害”により”要介護になる”リスクの高い状態になることをいいます。
歳を重ねるとどうしても筋肉が衰えてしまうのですが、若年層にもこのような問題が起きているのです。
階段を使わない、乗り物で移動する、歩かないということから昔よりも早い年齢で運動能力の低下が目立ってきています。
下記に当てはまる項目を数えてみてロコモ度をチェックしてみてください。
(1)片脚立ちで靴下がはけない
(2)家の中でつまずいたり滑ったりする
(3)階段を上るのに手すりが必要
(4)横断歩道を青信号で渡りきれない
(5)15分くらい続けて歩けない
いかがでしたか? これらに1つでも当てはまる方は要注意です!
■若者の急激な運動不足がロコモを増やしている!?
通常一般の方であれば、筋肉は20代後半から衰え始めます。
もちろん急激に衰えるのではなく、じょじょに低下していきます。
日頃の運動量、活動量にも影響しますが、近年は特に、昔に比べ若い世代から運動する機会がとても減り、衰えが早くなっているようです。
■日常生活を利用した運動でロコモ予防
日常、身体を動かす機会はどこにでも実はあるのです。
駅では階段を使う、電車に乗ったら立つ、座ったとしても背筋を伸ばして深い呼吸を続ける、湯船の中で身体を腰からひねってその状態を保つ、テレビ見ながら足上げ、歯磨きの時にスクワットなど、“○○しながら”身体を動かせば、一石二鳥。
身体は動かさなければ衰えるし、逆に動かせば筋肉もついて若々しい運動能力を付けることができます。
チェック項目に1つでも該当するものがあった方は、日頃の運動不足を解消して今年は“ロコモ脱却”を目標にしてみませんか?
【参考】