2013年01月31日

今年も猛威 インフルエンザ 症状出たらすぐ受診

今年も猛威 インフルエンザ 症状出たらすぐ受診
2013年1月22日  東京新聞

インフルエンザが猛威を振るう季節となった。
直接の死因でなくてもインフルエンザが原因で死亡する人は、国内で年間一万人に上る年もある。

高齢者や呼吸器疾患などの持病がある人は肺炎などを併発し、乳幼児もまれに急性脳症で重症化する恐れがあり注意が必要。
かからない、うつさないための注意点などを専門家に聞いた。
          (佐橋大、境田未緒) 

インフルエンザは普通の風邪と違い、三八度以上の高熱や関節痛、筋肉痛の症状が突然出て、その後に鼻水やせきなどの症状が現れる。



 愛知医科大病院感染症科の三鴨広繁教授は「症状が出たらできるだけ早く病院にかかること」
「発症から四十八時間以内に抗インフルエンザ薬を投与すると、早く治る。
投与が早ければ早いほど効果がある」と話す。


 ただし高齢者の場合、三八度まで熱が上がらない場合がある。
また一日で熱が下がっても、ウイルスの排出は続くため、第三者にうつさないよう外出は控える。


 文部科学省は昨年四月、学校保健安全法施行規則を改正。
児童生徒や学生がインフルエンザを発症した場合の出席停止期間を、「解熱後二日間」から「発症後五日を経過し、かつ解熱後二日(幼児は三日)を経過するまで」に見直した。
五日たてばウイルスがほとんどなくなることが分かってきたため決まった措置。

三鴨さんは「大人の場合も、同様の対応が望ましい」と語る。

主な感染経路は、せきやくしゃみで飛び散る水滴に含まれるウイルスが、周囲の人の口や鼻の粘膜について感染する「飛沫(ひまつ)感染」。
家族がいる人は、家の中でもマスクをして、こまめに手洗いやうがいをする。

     ◇

 予防では、まず思い浮かぶのがワクチン。
三鴨さんは「ワクチンを受けたらインフルエンザに必ずかからない、というわけではない。
たとえインフルエンザにかかっても重症化を防ぐためにワクチンを受ける」と話す。

特に高齢者は肺炎を併発しやすいため、肺炎球菌のワクチンも接種した方がいいという。
毎年、接種が必要なインフルエンザと違い、肺炎球菌ワクチンは五年ほど免疫が持続する。


 ウイルスの体内への侵入を防ぐには、手洗いが大切
洗い残しがないよう、せっけんで丁寧に洗う。
帰宅後のうがいも、気道についたウイルスの量を減らすので有効。
 マスクは、感染者がうつさないためにも必要だが、人混みに行くときは、感染を防ぐ目的でもつけたほうが安心。


 また空気が乾燥すると、飛沫が飛びやすく、喉の粘膜の防御機能が低くなるため、インフルエンザにかかりやすくなる。
乾燥しやすい室内では、加湿器などを
使って50〜60%の湿度に保つことも効果的という。  
今季のインフルエンザは昨年十二月中旬に流行入り。
患者数は関東を中心に昨年より速いペースで急増している。

 免疫力が弱っているとインフルエンザに感染しやすく、症状も重くなる恐れがある。普段から十分な睡眠や栄養をとっておくことも大切だ。

◆早い流行、注意報や警報も

今季のインフルエンザは昨年十二月中旬に流行入り。
患者数は関東を中心に昨年より速いペースで急増しており、群馬県では注意報、愛知県は警報を出して、注意を呼び掛けている。
東京都や千葉県、静岡県などでは休校も。

愛知県衛生研究所の皆川洋子所長は「例年同様、二月にピークを迎えると思うが、ピークがはっきりせず、三月ごろまでダラダラ続くパターンの可能性もある」と話す。

 全国的にA香港型が多く発生しており、長野県や愛知県などではB型も。
以前、新型インフルエンザと呼ばれていた「H1N1 2009」も出ている。
昨シーズンは前半にA香港型、後半にB型が主に流行。

A香港型にかかってもH1N1やB型にかかる恐れはあり、一度かかった人も注意が必要だ。
B型は、ゴールデンウイーク前まで小流行が続く年があるという。

現在、日本で使われているワクチンはA香港型、B型、H1N1に対応した三価ワクチン。
効果が出るまでに二週間ほどかかるが、三鴨さんは「ワクチンを打っていれば、発症しても症状が軽く済むので、受験生などは今からでも打った方がいい」と勧める。

posted by 小だぬき at 06:21| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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