2013.04.15 20:00 NEWSポストセブン
ちょっと体勢を変えた時や運動しているとき、足がつってしまうことってないですか?
足がつるのは“こむら返り”とも言われ、足の筋肉が縮んでしまって伸びなくなった状態なのです。 つった時は、立っていられない程の痛みですが、すぐに治まるので、あまり気にしない方も多いと思いますが、このこむら返りには重要な病気が潜んでいることもあるのです。
■つりやすいのはミネラル不足
つってしまう原因は様々なのですが、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルバランスが崩れた時や、水分不足、ミネラル不足の時に起こりやすいのです。
運動の時につりやすいのは、汗をかくため体内の水分、塩分バランスが崩れ、つりやすくなるのです。
汗をかくような運動をするときはミネラルウォーターやスポーツドリンクを飲みながら行いましょう。
ミネラルバランス以外にもつることがあります。
寝ている時につる場合は筋肉疲労が考えられるのです。
筋肉疲労により筋肉と神経とのつながりがうまくとれなくなった場合に起こりやすいのです。
よく歩いた日や立ちっぱなしなど、筋肉をよく使った時は、お風呂や寝る前にマッサージをするのがおすすめです。
お酒を飲むと体内のミネラルバランスが壊れやすいので、つりやすくなってしまいます。
“つる”ことは、アルコール依存の離脱症状の1つでもあるのです。
■よくつるのは病気の可能性も!
片方の足がつりやすい、痛む、歩くと比較的短い距離でも足が痛くなったりつったりするけれど、休むとまた歩けるようになる、という場合状態のときは”閉塞性動脈硬化症”という病気のこともあります。
動脈が細くなり、血流が悪くなってしまう病気なのです。
その他にも、妊婦さんは胎児に栄養を補給しているので、つりやすくなります。
つっている状態は、筋肉が収縮してしまっているので、筋肉をほぐしてあげるようにします。
ただ、頻繁につるようならば、早めに病院で相談してくださいね。
※ 一原亮・・・医学博士。
美容皮膚科 横浜銀座クリニックにて院長、小田原銀座クリニックにて特別顧問を勤める。
消化器・内科全般が専門で、内側(体内)からのアンチエイジングをクリニックで展開している。
ミネラルの健康食品摂ってます。