マイナビニュース 4月25日(木)21時10分配信
春になると眠くなったり、倦怠(けんたい)感におそわれる人が多くなります。
これは気のせいではなく、人間の生理学的な反応です。
「原因の一つには、陽気の変化による体内の変化にあります」とベルリン・シャリテー病院のDr.アレクサンダー・ブラウ氏。
冬の間、私たちの体温は夏に比べ低いのですが、春の到来と共に気温も上昇。その変化に体が合わせようとして血管が広がります。
その結果、血圧が低下し眠気やだるさを招くのです。
「もう一つの原因はホルモンにもあるでしょう」
人間の体内では「冬眠」を経て、睡眠を促すホルモンであるメラトニンがなかなか減少せず、眠気を招くのです。
この春の眠気を追い払うには何をすれば良いのでしょうか?ブラウ氏はこう言います。
・外へ出て、動くこと
・体を暖かい気温に慣れさせるため、軽い散歩などは効果的。
・日光を浴びること
・日光を浴びるとセラトニンという幸せホルモンが増産される。
このセラトニンがメラトニンを減少させる働きを持っている。
体が春の陽気に慣れるには4週間ほどかかるそう。
何だか眠いから病気ではないかと思う方もいるかもしれませんが、これは人間の生理現象のため病欠の理由にはなりません。
※当記事は、ハイブリッド翻訳のワールドジャンパー()の協力により執筆されました。
[マイナビニュース]最終更新:4月25日(木)21時10分