2013年6月12日 東京新聞「筆洗」
「酒も飲めない医者に、酒飲みの気持ちが分かるか?」。
下戸だったなだいなださんは、精神科医としてアルコール依存症の治療にかかわった時、患者からよく言われたそうだ
▼当然、酒飲みの気持ちは分からない。
その体験から、災害で被災した人のPTSD(心的外傷後ストレス障害)を専門家が治療したり、支えたりできるとは思わなかった
▼遠くから来た専門家が、家族や友人を失った人たちにせめて言えることは、これから災害に遭う人のために役に立つかもしれないから勉強させてください、ということだと東日本大震災後の講演で語っていた。
医師と作家の複眼思考で得られた視点だろう
▼政治や社会への異議申し立てをユーモアを交えて分かりやすく伝えてきたなださんが亡くなった
▼小泉政権下、インターネット上の仮想政党「老人党」を結成、世直しの声を上げたことは記憶に新しい。
憲法や平和に関する発言には説得力があった。
靖国問題で語っていた言葉が今も強く印象に残っている
▼「神様は人間を超えたものとして信じられるから、意味があるのです。
ところが、靖国では神様の資格を、国が決めるのです。国がつくった宗教です。
それを、国が信仰の自由のもとにあるという宗教として承認する。
これが常識となって矛盾を感じないでしょうか」。
また一人、リベラルな言論人が世を去った。
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行った事はないけど、行って見たい気持ちがあります。
どんな願いのこもった神社なんでしょうか?
ブログの雰囲気が変わって素敵だわ♪
靖国神社自体は 小さいものです。明治維新の官軍戦死者を祭るために建立されました。市ヶ谷か水道橋の駅使用。遊就館の特攻兵器「桜花」「回天」の実物を見るだけでも意味があります。入口のゼロ戦52型というのは 疑問が残る機体ですが こんなちゃちな機体に250s爆弾で特攻をしたのかと思うと死を軽んじた国指導部に怒りがわきます。
霊は各家庭に戻してあげて欲しいと思います。
来れる機会があり 体調がよければ案内しますよ。
市ヶ谷の旧防衛庁と靖国神社は 防大受験いらい 毎年のように資料集めにかよいましたから・・