2013年7月11日 東京新聞社説
日本列島は早い梅雨明けと同時に急な猛暑に襲われている。
暑さから熱中症の被害が続出している。
重症化すると命の危険がある。
対処法や予防法を知り、本番を迎える夏を乗り切りたい。
「酷暑」といえる暑さが連日続いている。
各地で日中に三五度を超える猛暑日となっている。
梅雨明けから一気に気温が上がった。体が慣れず体調を崩しやすい。
注意が必要なのは熱中症だ。
暑い環境では脱水症状や体内の塩分が不足し、体温が上昇しているのに調節する機能がうまく働かなくなって熱中症になる。
軽症だとめまい、立ちくらみがして大量に汗をかく。
重症になると頭痛や吐き気、意識障害などを起こし最悪の場合は死に至る。
熱中症で救急搬送された人は今月一日からの一週間で二千五百人を超えた。死亡者も出ている。
熱中症を疑ったら対処は水分、塩分の補給と体を冷やすことだ。
水分は脱水症状を改善するため、発汗で体内の塩分が減ると熱けいれんを引き起こすので塩分補給も欠かせない。
同時に体を冷やし体温上昇を抑える。
意識がない場合は周囲の人は迷わず救急搬送を要請してほしい。
なにより予防が大切だ。水・塩・冷の重要さは変わらない。
こまめに水分、塩分を取り日中の外出を控え、涼しい場所で過ごそう。
室内や夜間でも油断はできない。
東京都では七十代男性が朝、自宅で倒れているところを発見された。
未明に「体が熱い」と訴えていたといい熱中症とみられる。
大分県でも八十一歳の女性が自宅寝室で亡くなっているのが見つかった。
いずれのケースもエアコンを使用していなかった。
室内でも風通しが悪いと注意が要る。
東日本大震災で節電意識が高まっているが、命にかかわる。
遠慮せず冷房を使ってほしい。
高齢者は体温の調整機能が低下して気付かぬ間に体調を崩しがちだ。
子どもは汗をかく機能が未熟で体温調整がうまくできない。
周囲の気配りが必要になる。
高齢者だけの世帯は体調を気づかう家族がいない。
近隣住民や訪問する介護・看護事業者の目配りを期待したい。
子どもたちは運動中に熱中症になるケースが多い。
学校では状況を見て早めに部活動などを中止する対応が必要だろう。
これから猛暑が続く。しっかり予防法を身に付け、健康に過ごしたい。
こっちは、寒いのか?涼しいのか?身体が分らないのよ(笑)
長袖着てます(≧m≦)ぷっ!
看護師がシャツをと脱いでと脱いだら汗もがびっしり。さすがな私も皮膚科に行くよりエアコンを選びました。あと10日、扇風機と旧式の併用に・・。電気代が怖い!!
青森は ねぶた祭り前なのに涼しいの?? なにか天候が狂っているよね。