2013年09月04日

9月の値上げラッシュは家計の“地獄”の通過点

9月の値上げラッシュは家計の“地獄”の通過点
2013年09月03日 16:30 ゲンダイネット更新

 アベノミクスのせいでサラリーマン家庭の食卓は、ますますショボイことになりそうだ。

円安と原材料価格の上昇などで、2日から食品メーカーの値上げラッシュが始まった。

 家計に一番響きそうなのが「調味料」だ。
例えば日清オイリオグループはきょうから、6年ぶりにマヨネーズ風調味料の出荷価格を7%引き上げる。
「他社も追随してくる可能性が高い」(業界関係者)という。

 ちなみに、総務省の家計調査(2人以上世帯、2010〜12年平均)によると、調味料は全国平均で年間3万6100円も買っている。
嫁サンの料理の味が薄くなったとしたら、それはアベノミクスのせいだ。

「ハム・ソーセージ」も平均8%値上がりする。
年間購買額は1万2700円だ。
ちなみに、横浜市では同1万4400円と、平均をかなり上回っている。
朝食からハムが消え、パンと目玉焼きだけになったら、横浜のサラリーマンは怒った方がいい。

「冷凍食品」に至っては最大10%値上げ。
全国平均の年間購買額は5700円だが、これはあくまで平均だ。
忙しくて冷凍食品に頼りがちな都市圏のサラリーマン家庭には痛い話だろう。

 経済ジャーナリストの荻原博子氏が言う。
「これで終わりではありません。電気、ガス料金も上がっています。
それにニュージーランドや中国の干ばつで、穀物や乳製品の価格は世界的に上昇傾向にある。
シリア情勢が悪化し、原油価格が高騰すれば、さらなる値上げラッシュも予想されます。まだまだ家計を直撃してきますよ」

<10月になれば「牛乳」も>

 その他、今月から「ワイン」と「ジャム」も値上がりする。
さらに追い打ちをかけるのが「牛乳」同1万5700円)で、来月から最大4%値上がりするのだ。前出の荻原氏がこう続ける。

「要介護度が比較的低い『要支援1、2』が介護保険の対象から切り離されるので、今後は介護に追われる主婦が増えていくでしょう。妻がパートに出て家計を助けたくても、それもできなくなるわけです。
食材のランクを下げるとか、オトーサンの小遣いをさらに減らすしかなさそうです」

 サラリーマンの働く気力はますます萎える。
今回の値上げラッシュは、家計の“地獄”の通過点に過ぎないのだ。
posted by 小だぬき at 00:00 | Comment(3) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
家庭菜園に走ります。
Posted by みゆきん at 2013年09月04日 12:51
コメが入らない
これは入るかな?
Posted by みゆきん at 2013年09月04日 12:52
家庭菜園もいいけれど、税の配分が問題。先物取引の失敗などが 価格上昇の遠因。賃金や年金が下げられている今、インフレは死活問題です。正常な貨幣の流動や商品価値の上昇によるインフレではないだけに・・・。
Posted by 小だぬき at 2013年09月04日 13:13
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