2013年10月07日

花田紀凱:革マル・金欠「JR北海道」の闇

革マル・金欠「JR北海道」の闇
2013.10.6 19:07  IZA産経デジタル

【花田紀凱の週刊誌ウォッチング】


 列車火災に脱線事故、267カ所にも及ぶレール異常の放置と不祥事続きのJR北海道について、『週刊文春』『週刊新潮』(ともに10月10日号)が揃(そろ)って取り上げている。


 「JR北海道社員の8割以上が『革マル系労組』所属」(『文春』)

 「なぜ『JR北海道』はここまでデタラメな組織なのか?」(『新潮』)


 組合が革マル系の北鉄労(北海道旅客鉄道労働組合)に握られ、〈会社と組合の力関係が逆転〉(『文春』)、アルコール検査でさえなかなか実施できなかったことに原因があるとした点は両誌共通。


 だが、理由はそれだけではないと、深く掘り下げているのが『新潮』。


 理由のひとつは会社の金欠状態にあると解説するのは関西大学社会安全学部の安部誠治教授。


 〈「分割民営化する時点で、JR北海道が年間500億円以上の赤字を垂れ流すことは想定されていました。
(中略)そこで、国の主導のもと、6800億円の“経営安定化基金”が設けられ、その運用益で赤字を穴埋めする仕組みがつくられたのです」〉


 ところがデフレ経済下の低金利で利回りが7・3%から4%程度に下落。
年間500億円あった運用益は300億円にまで減少。


 〈「差し引き200億円分は社員数を削減(1万3000人→7100人)したり、保線や機材の交換をケチったり」〉


 『新潮』の結論は〈もはや、もう一度、“国鉄”に戻る以外に打つ手なし〉。


 その『新潮』、亡くなった山崎豊子さんの追悼記事は、〈山崎作品を支えたのが、山崎さんの取材への執念〉〈取材魔といわれる〉など大甘。
いつもの皮肉なタッチは皆無。
度重なる“盗作”“無断引用”問題など一切触れていない。


 ま、遺作連載中で〈山崎作品の新潮文庫の総計は2000万部を超える〉というのでは致し方あるまい。

posted by 小だぬき at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
国鉄が民営になった時に、駅長から、喫茶の店長になっちゃった人を思い出した
その喫茶はもうない・・・。
Posted by みゆきん at 2013年10月07日 12:44
まさに「民営化」の検証が必要ですね。今のJR東日本などの黒字を赤字路線運営に使い、営業収益では最後まで黒字だった「国鉄」、保線・修繕部門でも最大の労組だった国労をつぶした民営化の制度疲労です。今でも 国鉄労働組合支援団としての組合バッチは持っています。革マルの動労は乗務員中心の組合。
こんなでたらめでは 組合員自身の命も守れないのに・・。
Posted by 小だぬき at 2013年10月07日 17:46
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