丸岡いずみ、うつ病の体験を告白
=「首をつろうと思った」
2013/10/06-14:53 時事ドットコム
元ニュースキャスターの丸岡いずみが6日、東京都内で自著「仕事休んでうつ地獄に行ってきた」の出版記念トークショーを行った。
同書はうつ病を患った体験をつづったエッセーで、丸岡は「父のベルトを見ただけで、首をつってしまおうかと思った。
『生きていない方がいいのでは…』と考えたこともあった」と告白。
「休むことも生きることというメッセージを伝えたい」と本に込めた思いを明かした。
丸岡は東日本大震災の発生直後に岩手県陸前高田市で取材するなど、キャスターとして多忙な日々を送っていたが、次第に心のバランスを崩し、うつ病を発症した。
トークショーでは「私の場合は下痢がひどく、食べられず、眠れなかった。リポートでは言葉がスラスラと出なくなり、(原稿の)『山』や『川』に振り仮名を書いていた」と振り返った。
その上で、「うつ病ではないかという思いがどこかにあったが、(病気を)認めたくなかった。
心の持ちようで治ると考え、(初めのうちは)薬を飲まなかった」と述べ、「(療養した故郷の徳島県の)のどかな山と川に癒された。
東京に一人で残っていたら、間違いなく死んでいた」と続けた。
また、夫で映画コメンテーターの有村昆から「トークショーを開くまで回復し、夢のようです」などとするメッセージが読み上げられると、感極まって涙を流し、「どれだけの人に支えられて今の自分があるのか、うつになって初めて分かった。
見守ってくださった視聴者に感謝しています」と話した。
今後の活動については、「書きたいテーマがあるので本を執筆したいし、新たな挑戦としてテレビのバラエティー番組にも出演したい」と意欲を見せ、「新しい家族ができればいいな」とも語った。
2013年10月07日
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