「メタ認知力」鍛える5つの方法
2013年12月15日(日)
16時0分配信 dot.(ドット)
小学校までは成績優秀。
中1の1学期も、まずまずだったのに…。
2学期になってがくっと成績が落ち込み、勉強嫌いになるケースが増えている。
我が子を救うには、親がどう向き合えるかが問われている。
ベネッセ教育総合研究所の主任研究員・樋口健さんは、子どもの学力向上には親のかかわりが重要だと話す。
「成績が下がる、もしくは上がらない子どもの親は、テストの点数や結果しか気にしない傾向がある。
どうしてこんな点なのかと叱りつけ、塾へ行けと命じる。
でも、成績が上がる子や常に上位の子の親は、子どもが学習するプロセスに寄り添おうとします。
『どこがわからなかったの?』と尋ねて一緒に見直しをしたり、次はどう勉強したらいいかを子どもに考えさせるよう導いたりするのです」
では、親は具体的にどう子どもと向き合えばいいのか。
教育関係者が口をそろえるのが、学習習慣をつくる手助けをするということだ。
そして、そのプロセスで重要な力が、脳科学でいうところの「メタ認知力」だという。
メタ認知の「メタ」は「高次の」という意味。
「メタ認知力」は、高い視点から俯瞰で自分自身を眺められる能力を指す。
「要するに問題解決能力です。
自分には何が足りないのか、どうすべきかを自ら考え、学びに向かう力を持てる子に育ててほしい」(樋口さん)
前出の中学教員は、メタ認知力を「自己分析力のようなもので、今の子には本当に足りない」と実感している。
できない子は「何ができて何がわからないのか」を理解できない。
数学の補習で「何がわからないの?」と尋ねると「全部!」「数学!」「方程式!」とおおざっぱにしか言えない。
ああ、わが子のよう! そう嘆く保護者に朗報がある。
「メタ認知は才能ではなくスキル。訓練によって鍛えられます」
と言うのは、教育心理学を専門とする筑波大学大学院の外山美樹准教授。「五つのメタ認知力アップ法」を教えてもらった。
(1)「今日授業でやったことをひとつだけ教えて」と質問しよう。
学習したことを自分の言葉で言ってみる作業はメタ認知力を高める。
(2)会話の中に出てきたものに対して、「どうしてそうなるのかなあ?」と聞いてみる。
正解でなくても、自分で思考する習慣をつけることが重要。
(3)漢字や地名など「これって何?」と子どもに聞かれても、安易に教えない。
「どうやって調べてみようか?」とまず調査法を立案させる。
(4)勉強方法などを聞かれたら、「自分でやりなさい」と突き放さず、入り口だけでも一緒に考えてやる。
(5)間違いを指摘するのではなく、「どうすればミスしなくなるか」を考える方向に導く。
※AERA 2013年12月9日号より抜粋
私にとっての唯一の後悔は 「勉強」です。
今の状態は 記憶力の低下を食い止めるのが精一杯。
勉強したことは忘れにくいですね。
まあ、忘れてもまた勉強すればいいだけですけど。(あるいはメモっておくとか?)
要は、勉強することは楽しい、ということです。
一生勉強です!^^
現役のころ、教科はダメでも ポケモン博士や鉄道博士 恐竜博士など 私でもかなわない子どもたちがいましたもの。反省点は 教科に興味と面白さ、わかる・できる楽しさを教え切れなかっただけかもしれないと思っています。
芸術部門などは 障害を持つ子の方が 感性が豊かという所もあります。
私も 死ぬまで 素直に「わからないこと」「できないこと」を認め 学習していきたいです。
勉強・学習は 役に立つかどうかではなく 知的好奇心で 心の幅を広げることに意味があると思います。
結果をだすことに拘りすぎたり 成果を急ぐ人達が多すぎます。
今でも、変な話ですが 体重計の上でジャンプすると一瞬0sになりますが エレーベーターではどうだろうかなど 単純なことが気になり 調べたりする初老です。