血税2億円…杉本容疑者に“浪費”した
神奈川県警のお粗末
2014年1月10日 日刊ゲンダイ掲載
丸2日間逃走し、9日に逮捕された杉本裕太容疑者(20=集団強姦容疑などで送検)は、地元の川崎で札付きのワルだった。
「目立ちたがり屋のお調子者だったけど、運動神経抜群でサッカーもやっていたから、小さい頃から女のコには人気があった。
小柄だけど、ダルビッシュ似のイケメンだし。
地元(多摩区)の小中学校に通って、偏差値40ぐらいの県内の私立高に進学したけど、問題を起こして退学。
その後少年院送りになったなんて悪いウワサも聞いてます」(元同級生)
高校退学後は定職にも就かず、地元の不良仲間とつるんでブラブラしていたようだ。
「杉本には、同い年の妻と1歳の娘がいる。
妻とは高校の同級生みたいですが、どうやら杉本のDVが原因で、最近は別居していたらしい。
妻がブログでそんなことをにおわせていました」(捜査事情通)
杉本は2日未明、川崎市麻生区の路上で、同い年の塗装工と2人がかりでOL(21)を車の中に連れ込んで強姦。
さらにコンビニのATMで15万円を引き出させて奪ったとされる。
6日に逮捕され、7日に横浜地検川崎支部から逃走したのは、ご存じの通り。
漫画に出てきそうな札付きのワルだ。
「スクーターに乗って逃げる杉本と男女3人の姿が川崎支部付近の防犯カメラに写っていたので、仲間が連携して手引きしたんじゃないかという見方もありますが、スクーターに関してはたまたま通りかかった後輩に乗せてもらったと供述しているようです」(前出の捜査事情通)
9日午後、横浜市泉区の雑木林で身柄を確保された杉本はうなだれた様子で「もう逃げません。疲れました」と捜査員に話したという。
■パトカー900台、捜査員4000人、県警の4分の1態勢で
警察は、パトカーなど900台、4000人態勢で杉本を追った。
ちなみに、神奈川県警には1万6000人の警察官がいる。つまり4分の1の人員を割いたわけだ。
「神奈川県警の年間の人件費は約1500億円、日割りで4億円、捜索した2日間で8億円。
4分の1を割いたとすれば、単純計算で2億円のコストがかかったことになります」(県庁関係者)
うっかり逃がした脱走犯1人を確保するのに血税2億円…。冗談にもならない。
2014年01月11日
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