今夜から始めよう
「去年より幸せに生きる」7つの方策
2014年1月17日 日刊ゲンダイ掲載
年末ジャンボはあっさりハズレ、競馬の金杯はかすりもしなかった。
だれかが“午(うま)年はウマくいく”な〜んて言ってたけど、うそっぱちだ――。
と、新年早々、ネガティブな気分でいては幸せは訪れない。
去年より“幸福を感じながら暮らしたい”と思ったら、自ら動くべし。
具体的方法を考えた。
(1)素直に生きる
加齢とともに幸福感が増す――。こんな研究結果があるというのは、脳科学に詳しい諏訪東京理科大学の篠原菊紀教授だ。
「去年より1つ年を取る分、今年はほうっておいても幸せに生きられます。
加齢で困難や不安などを少しずつスルーする能力が高まるからです。
ただし、頑固者はこの範疇(はんちゅう)にあらず。素直に生きることが幸福への第一歩です」
(2)健康が第一
UCLA(カリフォルニア大ロサンゼルス校)のブレスロー教授が提唱した7つの健康習慣も重要だ。
「適正な睡眠時間をとる」
「喫煙をしない」
「適正体重を維持する」
「過度の飲酒をしない」
「定期的な運動を行う」
「朝食を毎日食べる」
「間食をしない」
「この正しい健康習慣を、55歳より45歳からなど、早くからかつ数多く身につけた人ほど健康で長生きすることが分かっています。
健康が幸福感を支えるのです」(篠原教授)
(3)毎週、瞑想をする
座禅や腹式呼吸などでの瞑想(めいそう)トレーニングには幸福感を増す効果がある。
「瞑想で、不愉快感や身体状況の把握に関わる脳の島皮質と、自己モニターや矛盾の調整に関わる白質のつながりが充実することが報告されています。これにより幸福感がアップします」(篠原教授)
せめて毎週1回は実践したい。
(4)出来たことリスト
毎日、出来たこと、出来なかったことのリストを作る。
ただし、後者が多いとへこみが蓄積され幸せ感が減じられるので、前者と後者の割合を4対1以上とすること。
「この2つをキチンと把握し前に進むことは、より良い結果を得て快楽物質のドーパミンの分泌を得るうえで重要です」(篠原教授)
(5)人やモノに感謝する
心理学からのアプローチも効果的だ。
「感謝日記」をつけることを勧めるのは、埼玉学園大学人間学部の古澤照幸教授だ。
「1週間に1回、その週を振り返って“ありがたかったこと”“恵まれていること”を考えます。
これを日記に書き出すことで意識し、幸福感が得られるのです」
両親が元気で過ごしている、同僚に助けられた、いい音楽が聴けた、うまい店を見つけた……など、何でもいいそうだ。
(6)人に親切にする
人に親切にする、あるいは助けてあげる。
こうした行動は、自分自身も幸せになるという研究がある。
「相手を手助けしてうれしそうな顔をされると、自分自身も共感して気分が良くなってくるのです」(古澤教授)
会社では新人の指導役などもいいそうだ。
(7)考えすぎない
嫌なことやつらいことを思い出してクヨクヨしていると、ネガティブ感は増大する。
ヒマな時はなおさらだ。
「いったん他に目を向ける意味で、体を動かしたり、楽しいゲームをするといい。
20〜30分間夢中になって何かに熱中すると、ダメージは薄れます。
結果、客観的に見ることが出来て『なんてことなかった』と思うことも多いのです」(古澤教授)
やれることばかり。今夜から是非始めよう。
2014年01月18日
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当たった人は今頃、何してるんかな〜♪
今日の記事、私が出来ていない物ばかり・・・
だから うつ病が治らないのかな??