2014年02月20日

大雪の猛威 忘れてはいけない備え

大雪の猛威 
忘れてはいけない備え
2014年2月19日  東京新聞「社説」
 

 記録的な大雪が各地を襲い、地域の孤立や道路の通行止めなどの被害が出た。
雪に慣れない地域での防災に課題も浮き彫りとなった。
被害を最小限に食い止めるには油断せず備えることが必要だ。


 関東甲信地方では積雪で道路が寸断され山間部を中心に各地で住民が孤立した。

 中部地方でも愛知県豊根村が一時孤立した。
停電も重なり住民を不安にさせた。自治体は迅速な復旧作業に全力を尽くしてほしい。


 大雪被害で問題となったのは高速道路での車の立ち往生が続いたことだ。東名高速では最大約五十キロの大渋滞を招いた。
除雪車両が入れず復旧を大幅に遅らせた。


 高速道は物流の大動脈だ。
早期復旧は欠かせない。
通行止めの判断を早められなかったのか。道路情報の周知は十分だったか。
政府や道路管理者は再検討すべきだ。


 一般道も重要なインフラだ。
物流だけでなく患者の救急搬送や在宅の高齢者への医療・介護サービスが滞る事態は避けたい。


 道路での放置車両は地震や風水害などの場合でも救助活動や避難の障害になる。
政府は放置車両を撤去するための法改正の検討を表明した。検討は必要だろう。


 ドライバーにも油断はなかったか。
東名高速では通常のタイヤを装着していた車が最初に立ち往生した可能性がある。
チェーンやスコップが必要な状況だったろう。
個々人の判断ミスが混乱を拡大させる要因になるとの自覚を持ってほしい。雪ならハンドルを握らない勇気も要る。


 東急東横線では雪でブレーキが利きにくくなったことによるとみられる追突事故が発生した。
各地で体育館やアーケードの屋根が雪の重みで倒壊する事故も起きている。
運行ルールや建物の耐雪基準の見直しなどが求められるのではないか。


 住民自身も備えができる。


 降雪前に凍結防止剤を路面にまいて備えた商店街があった。
雪かき作業を住民同士が協力して行った地域もあろう。
自治会やマンションの管理組合、学校のPTAなどで除雪作業のルールや連絡方法を決めておけば役立つ。
震災時の共同の下地にもなる。


 今後もまたいつ降雪があるか分からない。
警戒が必要だ。ゲリラ豪雨や竜巻、大型台風など自然災害の頻度は増している。


 「経験のない災害」はいつでも起こり得ると危機感を持つべきだ。想定外の被害を次に生かす意識を忘れたくない。

posted by 小だぬき at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
雪は嫌いよーーーーっ
転んだ(笑)
Posted by みゆきん at 2014年02月20日 11:36
津軽っ子が転ぶのですから、都会はなおさらですね。
それにしても 自然の脅威を感じます。
もっと自然に対して 謙虚に対策を立てないといけませんね。
Posted by 小だぬき at 2014年02月20日 14:16
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