2014年05月01日

うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つ

うつ病の人を支えるときに
必ず知っておきたいこと9つ
2012/05/12 21:00 by 中田綾美 Menjoy!

大切な人がうつ病になってしまったら、あなたはどのように振る舞いますか?

 「大切な人がうつ病のときにあなたがやるべき9つのこと【前編】・【後編】」では、医学の専門家からのアドバイスをお届けしました。

さらに、心理学の専門家からのアドバイス9つを3回にわたって紹介していきます。

うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこととして、今回は、

1:苦しんでいる相手に寄り添う、2:会話以外の方法でもコミュニケーションを図る、3:判断しない・批判しない、の3つを見ていきましょう。

■1:苦しんでいる相手に寄り添う

うつ病の人にあなたが出来る最も大切なことは、そばにいてあげること。
心理学者のデボラ・セラーニ氏は、自身のうつ病体験を振り返りながらこう話します。

「うつ病で苦しかったとき、最も癒されたのは泣いている私のそばに愛する人が寄り添ってくれたこと。何も言わずに手をとってくれたこと。
あるいは、“あなたは私の大事な人だよ”とか“私に何かできることがあれば言ってね”と優しい言葉かけてくれたことです。
自分がされて嬉しいことを、うつ病の人にもしてあげてください」 何も特別なことをする必要はありません。
ただ、そばにいるだけでも、うつ病の人の心を支えることができるのです。

■2:会話以外の方法でもコミュニケーションを図る

うつ病になると、普段のように会話を楽しむことができません。
場合によっては、言葉を交わすことで、ますます気分がふさぎこむおそれもあります。
なので、うつ病の相手に対しては、会話以外の方法でコミュニケーションを図ることも大事でしょう。

たとえば、メモを渡したり、メールしたり、留守番電話にメッセージをふきこんだりなどです。 「こういう働きかけは、自分と相手が愛情で結ばれていることを感じさせてくれるものです。
また、暗い気持ちで沈んでいる人にとって、一筋の光明にもなるでしょう」
うつ病の症状のひとつとして、理由のない孤独感が挙げられます。
「いつもあなたのことを気にかけているよ」というあなたの気持ちがこもったメッセージによって、その孤独感が少しでも緩和されるのではないでしょうか。

■3:判断しない・批判しない

あなたの言葉は、うつ病の人にとって強力なインパクトがあります。
健康な人の視点から、うつ病の人を判断したり、批判したりするのは避けてください。

たとえば、「コップ半分の水を見て、“半分しか入っていない”と思うのではなく、“半分も入っている”と思うことが、今のあなたには必要なのよ」という説教。

うつ病になると、どうしても“半分しか”という発想から逃れられず、だからこそ彼らは苦しんでいるのです。
また、「頭のなかでクヨクヨ考えてたって仕方がないわ。ベッドから起きて、体でも動かせば、少しは気分が晴れるんじゃないの」という提案。

根性論では、うつ病は治りません。
こうした無神経な発言は、「うつ病になったのは、あなたの考え方や気の持ちようのせい」と言っているようなもの。
あなたの愛する人をますます孤独に追い込むことになりかねません。
まずは、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいことを3つお届けしましたが、いかがでしたか? 次回はさらに3つのことを紹介します。




前回の記事では、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいことをまずは3つ紹介しました。
引き続き今回は、4:叱咤激励はマイナスと心得る、5:苦しみを過小評価しない、6:むやみにアドバイスしない、という3点を見ていきましょう。

■4:叱咤激励はマイナスと心得る

愛しているからこそ、厳しく接するほうが、相手のためになるのではないかと考えている人も少なくありません。
たとえば、わざと相手に非寛容になったり、距離を置いたり、沈黙してみたり、冷淡になったり、あるいは「とっとと立ち直らないと別れるからね」などと最後通牒を突きつけたり……。

たしかに、弱音を吐いた男性を甘えさせるのではなく、敢えて「しっかりしなさい!」と尻をたたく肝っ玉女房のほうが、男を成長させるアゲマンということもあります。

しかし、うつ病の人にとって、こうした態度は無意味・有害でしかありません。
がん患者の人に何ら治療を施さず、「気合いで治せ」と言っているようなものです。

前回の記事でも述べましたが、うつ病は決して考え方や気の持ちようが原因ではありません。
相手を立ち直らせたいという善意であっても、むやみに叱咤激励することは避けてください。

■5:苦しみを過小評価しない

うつ病の人がちょっとしたことで涙ぐんだり、悲観的なことばかり口走ったりするのを見ると、健康な人は「一体全体なにがそんなに辛いわけ?」と理解に苦しむかもしれません。

しかし、あなたの物差しでうつ病の人を判断することは避けるべきです。
たとえば、「あなたは神経過敏すぎるのよ」とか「なんでそんな小さなことでクヨクヨするの?」といった発言は、相手の面目をまるつぶしにするだけでしょう。

うつ病は、甘えや性格の問題ではありません。
相手の苦しみを評価するのではなく、ただ“この人は今すごく苦しんでいるのだ”という事実だけをどうか受け止めてあげてください。

■6:むやみにアドバイスしない

愛する人に何か役立つことをアドバイスしたいというのは自然な感情です。
とりわけ、相手が何か大変な目に遭っているときには、その苦しみを少しでも取り除いてやりたいと思うことでしょう。

しかし、「●●したほうがいいよ」といったアドバイスをうつ病の人にすることについて、心理学者のデボラ・セラーニ氏は警鐘を鳴らしています。
「うつ病の人が助けを必要としているのはたしかですが、安易なアドバイスは禁物です。
それによって、彼らは自尊心が傷ついたり、自分のことをダメ人間だと感じたりして、余計に心を閉ざすおそれがあります」

「●●したほうがいいよ」と相手の行動を促すのではなく、「何か私にできることない?」と声をかけるほうが、うつ病の人にとって救いになるでしょう。
そうすることで、相手が助けを求めやすくなるからです。

ただでさえ、心のエネルギーが消耗しているうつ病の人にとって、アドバイスは重荷にしかなりません。
人から言われなくてもそうすべきだとわかっていても、体が動かないのです。
なので、うつ病の人の行動を変えようとするよりも、相手があなたに気兼ねなく頼みごとをできる環境を作ってあげるほうが大事だといえるでしょう。
前回に引き続き、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいことを3つ紹介しました。次回は残りの3つをお届けします




うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9個のうち、前回の記事及び前々回の記事で6つまで紹介してきました。
今回は残りの3つです。7:無理に共感しようとしない、8:うつ病について学ぶ、9:回復を気長に待つ、という3つを見ていきましょう。

■7:無理に共感しようとしない

自分が辛い思いをしているときに、その気持ちを共感してもらいたいことってありますよね。
ただし、あなた自身がうつ病になった経験がないのであれば、うつ病の人に共感を示すことは避けるほうがいいでしょう。

また、仮にうつ病の経験がある場合でも、症状の程度は人によって様々なので、安易に「辛いよね、わかるわ」といった言葉をかけると、かえって相手を傷つけることになるかもしれません。 うつ病の状態では、物事を悪いほうへ悪いほうへ解釈しがちです

そのため、あなたが相手の孤独感を癒したくて発した共感の言葉も、うつ病の辛さを軽く見ているように受け取られかねません。

■8:うつ病について学ぶ

うつ病について学ぶことによって、誤解したり、対応を誤ったりするのを防ぐことができます。

うつ病の症状や進行、回復までのプロセスについて理解できれば、愛する人をよりうまくサポートすることができるようになるでしょう。

たとえば、うつ病の人も、日によっては元気そうに見えることもあります。
ただ、一時的に調子が上向いたのを見て、「もう治ったのね」と判断するのは早計です。

「うつ病は症状が安定しません。小康状態を見て“もう大丈夫”と誤解する人が多いのですが、まるで潮の満ち引きのように状態がよくなったり悪くなったりするので、またすぐに症状がぶり返してしまいます」
そう話すのは、心理学者のデボラ・セラーニ氏。セラーニ氏によれば、うつ病で絶望感のある人でも冗談を聞いて笑うことはあるし、また、うつ病の子どもが学校で優秀な成績を修めたり、表面上は明るく見えたりすることもあるのだそうです。

「実際のところ、うつ病は、よくなったように見えてもまだまだ完治していないことがよくあります。見た目ではわかりにくい病気だということを知っておくのは非常に重要です」

■9:回復を気長に待つ

愛する人を支えるためには、回復を焦らず気長に構える忍耐力も不可欠です。
「うつ病は、症状が現れてから回復するまでにかなりの期間を要することもありますが、あなたが気長な姿勢を見せることで、患者も安心することができるでしょう。

気長に待つことで希望が見えてきます。
希望を見出すというのは、うつ病の人にとっては難しいことなので、まずはそばで支える人間が希望を持ち続けることが大切です」
うつ病の人を支える過程で、あなたは綱渡りのような気分を味わうこともあるでしょう。

「何を言うべきか、言わざるべきか? 何をしてあげればいい? これはNG?」というように、事あるごとに頭を悩ませるかもしれません。
しかし、あなたがそばにいて、いつでも手助けできる姿勢を見せることは、うつ病の人にとって何よりの支えになるということを、どうか忘れないでください。

以上、3回にわたって、うつ病の人を支えるときに必ず知っておきたいこと9つをお届けしましたが、いかがでしたか?

 あなたの大切な人にもしものことがあれば、ここで紹介した9つを思い出しながら、支えてあげてくださいね。
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | うつ病について | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
小たぬきさんも、いつも笑顔でいようd(^-^)ネ!
Posted by みゆきん at 2014年05月01日 13:28
みゆきんさんのような 友達かいるかぎり 必ず寛解できると信じています。

いつもありがとうございます。
Posted by 小だぬき at 2014年05月01日 14:16
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