愚痴や悪口だらけの相手と上手に会話する
「オウム返し」のコツ2つ
2014/05/02 19:45 by 宮野茉莉子
W00Ris(ウーリス)
口をひらけば愚痴や悪口だらけの先輩や同僚に、怒ってばかりの上司……
オフィスでのネガティブな会話は、避けられませんよね。
聞いているこちらも、ネガティブな感情に飲み込まれてしまいがちです。
とはいえ毎日顔を合わせ、共に同じ仕事をしていく相手。
悪口や愚痴、怒りといった話も、前向きな方向に会話を誘導したいものです。
そこで今回は、愚痴や悪口だらけの相手と上手に会話するコツを、会話力向上サイト『雑談力のきいろわ』の管理人、野本ゆうきさんに聞きました。
野本さんがテクニックとして勧めるのは、ずばり“オウム返し”。
相手の言った言葉をオウム返しして会話をすると、真剣に聞いている態度が伝わり、信頼関係が築けるというのです。
とはいえ、相手のネガティブな話をそのままオウム返ししてしまうと、お互いの気持ちがドンドンネガティブになるだけ。
上手にオウム返しを使うには、いくつかコツが必要とのこと。
さっそく、その具体的な方法を見てみましょう。
■1:相手の気持ちを感じてあげる
まずは例を見てみましょう。
相手 「最近ホントついてないことばっかりなんだよね。」
自分 ×「良くないことが続くときってあるよね」
○「良くないことが続いてるって感じるの?」
普段の返答だと、×のように「わかる」「よくある」とネガティブな感情を断定しがち。
他人から断定されることで、相手はよりネガティブな感情を増幅させます。
○のように相手の気持ちを感じてあげるオウム返しをすると、ネガティブな感情を助長することはありません。
他にも「つらいんだ」には「つらいよね」ではなく「つらいと思うんだね」、「面倒くさい」には「面倒くさいね」でははく「面倒くさいんだ」と言い換えましょう。
■2:前向きに言い換える 相手
「今月に入ってから、連日目標の売り上げに届いてないな。」
自分 ×「連日売り上げに届いてないですね。」
○「あと一歩なんですけどね」
仕事がうまくいかない時の会話も、後悔や反省ばかりで暗くなりがち。
前向きな言葉に言い換えてオウム返しすると、“前向きな方法をとるためにどうするか”という具体的な策へ会話を進めることができます。
ポイントは「大丈夫だって」のように、根拠のない前向き発言はしないこと。
余計相手を怒らせてしまいます。
あくまでオウム返しの範疇で、前向きに言い換えましょう。
この方法は、相手の狭まった視野を広げることもできます。
たとえば「こないだも別れる別れないの怒鳴り合いで、うんざりだよ。」と言われたら、
「お互いに意見を言い合える仲はうらやましいけど、そればっかりだと疲れちゃうね。」と返せるように、あなた自身も広い視野を意識しておきましょう。
以上、愚痴や悪口だらけの相手と上手に会話するための“オウム返し”のコツ2つについて、ご紹介しましたが、いかがでしょうか?
野本さんによれば、ネガティブ発言は“やわらかい表現に言い換えて繰り返す”ことがポイントとのことです。ネガティブを増幅することもなく、打開策が見つかることもあるので、使ってみてくださいね。
ただ避難路確保とか頭では考えるのですが、心身は全く反応せず 収まるまでベットの中でした。
震度4という程度で動けないのですから 東北の震災のような大地震になったら・・・、ゾーッとします。