2014年05月17日

過去に学ばず、どんな未来に向かうというのだろう・・・

過去に学ばず、
どんな未来に向かうというのだろう
2014年5月16日 東京新聞「筆洗」

 今そこに、大量破壊兵器や弾道ミサイルの脅威が差し迫っている。
そう言って始めたイラク戦争の大義がまやかしだったと分かった時から、英国ではこの戦争の検証が始まった

▼強い権限を持つ調査委員会が機密文書を調べ、公聴会も重ねてブレア元首相らにも証言を求めた。
検証の一つの焦点となったのが、英政府の「法の番人」たる法務長官を務めたゴールドスミス卿の言動だった

▼彼は当初、イラクへの武力行使は、国際法上「違法」だと明言していた。
だが二〇〇三年二月に訪米したことで考えを変える。
ブッシュ政権の法律担当者らに「合法」だと説得されたのだ

▼英外相らからも再考を促されていた長官は、ついに英国の参戦に青信号を出した。
法の番人が政治家や米国の言いなりとなって法解釈を歪(ゆが)めたことで、〇三年三月二十日、英国は泥沼の戦争に突入した

▼日本政府の法の番人・内閣法制局長官は集団的自衛権の行使は憲法が許さないと言ってきた。
その番人を自分の意を汲(く)む人物にかえた安倍首相はきのう、これまた自分の意を汲んだ有識者らの提言を受け、集団的自衛権行使に向け舵(かじ)を切った

▼日本も米国の求めでイラクに航空自衛隊などを派遣した。
後に裁判所は空自の活動は違憲だったと断じたが、政府はあの戦争の検証すらまともにしていない。
過去に学ばず、どんな未来に向かうというのだろう。
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(3) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
まさか参戦を容認するためにしていることとは思いませんが(自国の者を守るために)の考えが強いのでしょうと感じています。しかし小だぬきさんの懸念は、ひしひしと感じます。エスカレートすることが恐ろしいですね。
現代は経済戦争ですね。金融外商品の恐ろしさです。
多くの人を騙し苦しめ何人も高齢者が巻き込まれている
騙される人が悪い?という人がいますが、このグレー色の風は、どこにも吹いていると思います。歴史に学ぶこと大切!そしていつも学び続けること大切!
サデッションに感謝。
Posted by Ms mimi at 2014年05月17日 12:58
先が恐ろしいです。
Posted by みゆきん at 2014年05月17日 13:08
PKOに正式軍隊として参加したいのでしょうね。安倍氏は。何も集団的自衛権などといわなくとも 該当国の了承を得れば 邦人救出は可能です。
一任期 陸自2年 海空3年の志願制をとっている兵隊たちが真っ先に最前線に行かされるのです。
二任期更新で 初めて士長までいくのですが、何人残るか・・・。どう考えても 国民の暮らしや生活が最優先でなければなりません。金融恐慌は 投機マネーの一斉引上げなどで 起こり得るのです。

今のハイテク軍隊では 徴兵制をとることはあり得ません。職業軍人の下士官以上でしか 運用できない機器で成り立つのが 現在の軍隊ですから。

安倍さんの論理では 抑止力としての「核ミサイル」保持も解釈改憲でできてしまう怖ろしいほどのアナログ思考の持ち主です。
安倍氏は 歴史に学んでいないことは確かなようです。購買力向上と購買したくなる商品開発しか道はないのに 目先の輸出優先では 立ち行かなくなると思います。
大人・初老の責任として「軍靴の響く世」には絶対にしたくないものです。
Posted by 小だぬき at 2014年05月17日 13:49
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