2014年08月03日

病院選びの難しさ

2日に母のかかりつけの病院に 妹夫婦で通院介助をしてくれました。

その時の病院長でもある内科医から 「お父さん蘇生したの?」「私に電話くれれば 死亡診断書を書いてあげたのに」と母の前でいったとのこと。

たとえ「脳死」であっても 必死に蘇生の努力をしてくれた 市救急隊と市立病院に感謝しているのに、うちの病院なら無駄な蘇生努力はしないと宣言しているような 傲慢な発言に怒りを感じました。

心停止しても 必死に蘇生を試みて 運がよければ「脳死の5分の限界」に挑戦してくれるのが 医師の役目と思っていましたが、
いくら雑誌の病院特集で 手術実績の良さで紹介されても 心停止の蘇生が無駄というような病院にはかかりたくない。

父は 心停止時間が長く「脳死」状態ですが、腎臓の小便・心臓の鼓動・筋肉の反射痙攣などがあるのです。

「ジョニーは戦場に行った」の小説ではないですが、外見的に「脳死」でも 脳が思考や考えを伝えようとしていると信じたいのが家族です。

脳死で心臓の鼓動が復活したことを 本人にも家族にも「無駄な労力・医療」ととらえる 私立急性期救急病院があることが不思議です。

ましてそんな病院を信じて、倒れる3日前に検査してもらい 大丈夫と断言したのは どこの病院なのか・・・

痰がひどく、歩くのさえヨタヨタしていて 私たち兄妹の要請がなければ、レントゲンも点滴もしなかった医師。

聴診器さえ使おうとしませんでした。

その病院を医療過誤で訴えたい気持ちを抑えている家族の感情を より逆なでする病院長の「蘇生してしまったの?」発言。

私がいい病院はと聞かれたら 聖マリアンナ大学付属病院・川崎市立病院・横浜市大付属病院・防衛医科大学付属病院など 医師・看護師が 救命に全力を尽くしてくれた病院は 文句なく推薦できます。

残念ながら 私の住んでいる区と同じ名の 「死亡診断書」発言した医院長の病院は、昔はともかく 今の巨大外来・救急指定の病院としては 救急搬送先にはしたくない。

厚労省は 機能別病床の削減目標を作っているようですが、「脳死」や進行癌・難病などの長期療養型病床は 絶対数が少ないようです。

現場の医療相談室では、患者のための治療や医療費など ムリのない負担を提案してくれます。

父も介護等級変更や身体障害者手帳収得などの提案をしてくれています。

正直、父が倒れる前でしたら 「脳死」を死と認める立場でした、でも今は 「心臓死」の立場をとります。

話しかけが聞こえている、奇跡があるのでは・・・と、会話ができなくとも「心臓頑張れ」の心境です。
posted by 小だぬき at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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