2014年11月08日

余録:日本の安全保障上の選択肢は大まかに四つあると…

余録:
日本の安全保障上の選択肢は
           大まかに四つあると…
毎日新聞 2014年11月04日 00時19分

日本の安全保障上の選択肢は大まかに四つあると、米国の国際政治学者ジョセフ・ナイ氏は言う。
(1)憲法改正による完全な再武装と核兵器保有
(2)中立を追求し国連憲章に頼ること
(3)中国との同盟
(4)米国との同盟維持

▲氏が推奨するのは無論(4)だ。
(1)は莫大(ばくだい)なコストがかかり、(2)は十分な安全保障とならず、(3)は日本への中国の影響力が大きくなりすぎるという。氏の新著「大統領のリーダーシップ」(東洋経済新報社)から引用した

▲日本は軍事や経済力に加え文化などのソフトパワーを活用して「世界民生大国」をめざせという提案は興味深い。
が、きょうは米国の中間選挙の投開票日。衰えがいわれる超大国の動向が気になるのも確かだ

▲各種世論調査では、共和党が下院の議席増と上院での過半数奪取を狙う。仮に上下両院で同党が多数派になれば、民主党のオバマ大統領のレームダック(死に体)化が進み、政権は急速に求心力を失いかねない

▲大きな出来事が人々の結束を促し指導者の人気を高めることを「ラリー効果」と言うそうだ。2012年の大統領選では投票日直前のハリケーンへの対応が好感を呼び、オバマ大統領再選の「神風」ともいわれた。が、今回はエボラ出血熱や「イスラム国」への対処が評価されてラリー効果を呼ぶとは考えにくい

▲「退任症候群」も足を引っ張る。
クリントン前国務長官やゲーツ元国防長官に続いてパネッタ前国防長官が10月に回顧録を出版し、3人とも中東政策などを批判している。
神風ならぬ逆風が吹く中、大統領が世界の難問解決への強い指導力と選択肢を保てるか。
まずは米国民の選択を見守ろう。
posted by 小だぬき at 00:49| Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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