ささいなことに腹が立つのは
「虫の居所がわるい」からだし…
毎日新聞 2015年03月13日 「余録」
ささいなことに腹が立つのは「虫の居所がわるい」からだし、何となく気に入らないのは「虫が好かない」からだ。
「虫が納まる」とは怒りがとけることだし、昔は短気のことを「虫が早い」、びっくりすることを「虫が動じる」とも言った
▲人の体の中には虫がいて、心身にさまざまな影響を及ぼすという考え方は、中国の道教の「三尸(さんし)の虫」に由来するらしい。
この3匹の虫は人の体内にすみ、行動を監視している。
庚(かのえ)申(さる)の夜には人が寝ている間に体を抜け出し、天の神にその悪事を報告するというのだ
▲庚申の夜は眠らぬ風習
「庚申待(こうしんまち)」は虫の報告を阻むためである。
この身中の虫がそれとなく当人に未来の凶事を教えてくれる場合は「虫の知らせ」という。
もし神様より先に当人の悪いところを告げてくれればありがたい
▲もともと体内に寄生した線虫が未発見の胃がんに集まっていたことから研究が進められたという。
体長約1ミリの線虫ががん患者とそうでない人の尿のにおいを識別できることが分かったという九州大学などのチームの研究である。
虫は患者の尿に好んで近寄るという
▲実験に用いた線虫は犬と同程度のにおいの受容体をもち、判別は尿1滴あればいい。
結果、24人のがん患者のうち23人を識別し、うち5人は採尿前にがんは未発見だった。
がん検診への実用化にはなお課題も残るが、体に負担をかけぬ早期がん発見への期待はつのる
▲見た目は気味悪い線虫だ。
しかし人の危難をいち早く教えてくれる「虫の知らせ」の研究を聞けば、けなげにも、かわいくも思えてくる。
身勝手といわれようが、「虫がいい」のは人間の常である。


薬剤と違い、副作用がないのが救いかな・・・
丸山ワクチンの再認可手続きをしてほしいと 思うこの頃です。