好奇心をつぶさないで!
子どもの「質問攻撃」に
上手に答える3つの心得
2015.05.26 21:00 NEWSポストセブン
子どもが3歳、あるいは4歳くらいになってくると始まるのが、「どうして?」「なんで?」といった質問攻撃。
たいていのママやパパは、毎日毎日、子どもからこの質問攻撃にあうことになります。
でも、子どもの好奇心にはキリがありません。
延々と続く質問に対応していくのは、親としては正直、ちょっと面倒臭いですよね?
ちょうど家事や仕事が忙しいときには、なおさらです。
ところが、この質問攻撃は、子どもが物事を認知するために必要な過程であり、この過程を大事にしてあげないと、子どもの知的好奇心が育たなかったり、物事の認知が遅れてしまったり、はたまたコミュニケーションに障害を持ってしまったりすることもあるというのです!
そこで今回は、アジア圏のパパママ情報サイト『the Asian parent』などを参考に、“子どもの質問攻撃に上手に答えるための3つの方法”を紹介します。
子どもの質問攻撃に悩んでいるパパ、ママは、さっそく参考にしてみてください。
■1:辛抱強く
まずなにより、子どもの“質問攻撃”は、子どもの成長にとってとても大事な過程であるという意識を持ってください。
物事を認知するために通る、重要な過程なのです。
ママとのやり取りを通じて、知的好奇心が育ち、物事に対する興味が広がっていくのです。
だからこそ、子どもの質問には、できるだけ誠実に、できる限りの答えを教えてあげてください。
中には超難問もありますが、そうした時は、一緒に考えてあげましょう。
一番やってはいけないのが、「うるさい! あっちにいってなさい」と言ってしまうこと。
子どもの心に深い傷を負わせてしまうかもしれません。
■2:想像力より真実を
「ママ、どうして空は青いの?」と聞かれたら、「ジャックが豆の木を登っていって、空をペンキで青く塗っちゃったの」なんて答えるのは、やめましょう。
想像力を働かせるという意味では良いかもしれませんが、子どもには、できるだけ真実を教えてあげてください。
こうしたことの積み重ねが、知的好奇心を刺激していくのです。
■3:わからないときは正直に
もちろん、親であっても全ての質問に答えられるわけではないですよね。
子どもの質問は、大人の想像をはるかに超えたところから出されます。
ですから、そうした質問には正直に「わからない」と答えましょう。
でもそれで終わらせるのではなく、「わからないから、一緒に考えようか?」とか、「ママはちょっとわからないけど、どうしてだと思う?」など、答えを出さなくても、子どもが納得するような態度を示してあげてください。
以上、“子どもの質問攻撃に上手に答えるための3つの方法”でしたが、いかがだったでしょうか?
基本的には、子どもは知的好奇心の塊なので、”もっと知りたい”という意欲にあふれています。
ですので、そうした意欲を、さらに伸ばしてあげることを意識して対応してあげてください。
面倒臭いからといって、そっけなくしたり、追い払ったりしないようにしてください。