人生相談:
母に仕事を辞めたことを責められつらい
=回答者・高橋源一郎
毎日新聞 2015年10月17日 東京朝刊
1年前に会社を辞めました。
そのころ母の体調が悪く、母を思って報告しませんでした。
それが最近「なんで私に言わなかったんね。
聞いていたら最後までとどまれといったのに」などと言われるようになり、自分はだめな人間だと考えるようになりました。
悪気はないのでしょうが、母の言葉が記憶に残り、小さいころから傷ついています。
大学生の子ども2人を一人で育てています。(50代・女性)
他人を傷つけることばを平気で吐く人がいます。
そして、当人はたいていそのことに無自覚……と書くと、みんな、その通りと思うでしょう。
どうしてそんなことができるのか、って。
実は、ほとんどの人がそうやって、他人を傷つけています。
わたしだって、例外じゃありません。
自分のことばが、どんなふうに受けとられ、他人を傷つけているのか、気づかない。
誰もが他人を傷つける。
ただ、そのことを知っているか、知らないか、の違いがあるだけです。
お母さまを許してあげましょう。
ことばの恐ろしさをよく 知っているあなたの方が、自覚のないお母さまにとっては、親のような存在なんですから。
さて、お母さまを許してあげるなら、あなた自身も許してあげる必要があるでしょう。
女手一つで子どもたちを育てあげようとしている。
頑張られましたね。
そんなあなたが、自分を否定するようなことばを(内心ではあれ)発するとします。
もし、そのことを知ったら(そんな態度をとったら)、お子さんたちは、深く傷つくことでしょう。
自分の母親が、自分自身の生涯を肯定できない、としたら、子どもにとって、それほど悲しいことはないのです。
親の役目は、ただ、子どもを育てることだけじゃありません。
「自分を肯定する」姿を、子どもたちに見せてあげなければならないのです。
あなたにはできるはずです。
こんなにも頑張ってこられたのだから。(作家)


いつも、拝見させていただいております。
小だぬきさん、お元気でお過ごしでしょうか?
私も、自分を中々肯定できません。
母の言葉は、心に傷ついて残ってます。
それから、立ち直るのは不可能なような気がします。
自分を肯定できないのは、一種の甘えかもしれませんね。
最近、あっちを治せば こっちが・・、というように
部分的でも定期点検に入っている状態です。
他からみて、欠点といえることでも、案外 まわりの方がおかしいことが ままあります。
自分の人生、どうせ生きるなら 前向きに「ダメでもともと」精神で いきましょう。
親のためではなく 自分の人生を豊かにするために生きているのです。その結果が親孝行に繋がればなお良しでしょぅか・・・。