3段タワーでも重症事故…
組み体操「重度外傷」年間84件
2016年02月05日 読売新聞
小・中・高校の「組み体操」中に児童・生徒が頭蓋骨や脊椎、骨盤などを骨折したり、肺や腎臓を損傷したりする「重度外傷」が2014年度で計84件にも上っていることが、千葉県松戸市立病院の庄古知久救命救急センター長が日本スポーツ振興センター(JSC)に公開を請求した資料から明らかになった。
組み体操でけがをする児童・生徒は年間8000人以上に上るが、そのうち1%が後遺症も心配される重度のけがを負っており、庄古さんは改めて組み体操の危険性を訴えている。
庄古さんによると、JSCの災害共済給付制度届出データによる全国の組み体操の事故件数(けがや病気)は2011年度から4年連続8000件を超え、14年度は8592件。
14年度の内訳をみると、骨折が全体の21.7%にあたる1866件。
この骨折の4%は脊椎(頸椎、胸椎、腰椎)や骨盤、大腿骨などの「重症骨折」で計72件。
これに、頭蓋骨骨折やくも膜下出血、脳挫傷、肺や腎臓などの損傷を加えた「重度外傷」が計84件で、全体の約1%にあたる。
なお、13年度は8561件中の101件、12年度は8883件中の87件が重度外傷だった。
組み体操には四つんばいになって重なる「ピラミッド」や、立った人の肩の上に乗る「タワー」がある。
庄古さんは4年間で28例の組み体操によるけが患者を診察しており、「それほど高さのないタワー3段、ピラミッド5段でも重症患者は出ている。
今後も重傷を負う子が出る可能性があり、学校での組み体操はただちに中止すべき」と訴えている。
(メディア局編集部 京極理恵)
いつもありがとうございます
素敵な週末を
お互いにいい週末にしましょう。
子どもの身体能力ですよ。
私たちの頃は1学級の人数が50以上なので当然ピラミッドも高くなる。
崩れても怪我をする子はいなかった。
なんでも中止されている今の運動会は面白くない。
もっと、体育の教育を強化する方が先決だと思いますが・・・^^
したっけ。
現職の時は、できうる限り全員参加で負荷のかからないものを選択しました。
全員リレー・民舞・棒倒しなど・・・。
行事の精選と長い間言われているのに 地域の要望が強く運動会や音楽祭、マラソン・学習発表会などなかなか廃止できません。
授業の基準時間が決まっている中、行事にも時間をとられ
現場は疲弊しています。
昔は 学校以外にも広場や道路、空き地で身体を使った遊びが子ども時代にあり、基礎体力は遊びの中でも形成されました。今、子供達が自由に遊べる空間があるでしょうか?? 見せるための運動会という考え方を少し変え 地域運動会の一部として 真に親子で楽しめるものに変えていく必要があるド思います。