香山リカのココロの万華鏡
恋に病気は関係ない
毎日新聞2016年2月9日 首都圏版
今年もバレンタインデーが近づいてきた。
毎年、何人かの女性患者さんから「はい、先生」とチョコレートを手わたされる。
いまは女性から女性に親愛の証しとしてチョコを贈ることもあるのだ。
そんなとき、「ありがとう。お目当ての男性にはあげないの?」とついきいてしまうことがある。
軽い雑談のつもりだ。
いつだったか、そう尋ねたら相手の顔が急に曇り、
「先生、私はずっと精神の病を患ってます。彼氏なんか作っちゃいけない人間なんです」と真剣な顔で言い返されたことがあった。
そのけんまくに押され「ごめんなさい」と謝ったが、あとになって「どうして? 病気でも恋人を作っていいんですよ」と言えばよかった、と後悔した。
今年になって、ある大学病院で去年7月に産婦人科医が重度の知的障害がある20代の患者を診察した際、「あなたは将来、彼氏も結婚もできない」などと言っていたと報じられ、大きな問題となった。
もちろん、これは人権を傷つける差別的な発言だが、私も若い頃、同じような考えを持っていなかったか、と我が身を振り返る。
20代のとき、担当していた長期入院の女性患者さんがついに退院することになった。
家族がいないので、病院のそばのアパートでひとり暮らしだ。
私も退院まであれこれサポートしてきたので、無事生活が始まったときは本当にうれしかった。
しばらくして外来受診にやって来たその女性は私に「先生、実は私、結婚することになったのです。お相手は……」と少し前に退院した男性の名前を告げた。
入院しているときに意気投合し、退院したら結婚しよう、という約束になっていたという。
私は不安になり、「まだ症状も落ち着いていないのに大丈夫? もう少し待ったほうがいいんじゃない?」などと言ってしまった。
しかし彼女たちは結婚し、力を合わせてふたりの生活を築いていった。
私は「病気だって恋してもいいんだ。
それが実って結婚するのはすばらしいことなんだ」と心から反省した。
昨年、東京で春画の展覧会が開催され、江戸時代のおおらかな愛や性の描写を見に多くの人が押しかけたという。
きっと誰もがもっと誰かを好きになりたい、いまのパートナーともっと仲良くしたい、と願っているのだろう。
それは、健康だとか病気や障害があるとかには関係ない。
さて、私は今年、誰にチョコをあげようかな。そう考えるだけで胸があたたかくなる。
(精神科医)


いつもありがとうございます
隙間の時間を見つけて リラックスですよ。
悲しいことに 現職の時は トイレか子供の遊びに参加することでした。
お早う‼茣蓙居ます。
極右翼政権は、益々本性を剥き出しましたですなぁ。
電波を管理する総務大臣に電波報道機関を規制する樣
な發言をさせ、報道管制をし始めました。
これじゃか隣國同樣ですなぁ。
こりゃぁドエライことですよ。
近いうちにインターネットももっともらしい理屈を附
け、規制するんじゃないんでしょうか。
これでも阿呆な國民は黙って眺めて居るんでしょうか
ねぇ。
今の政府や御用学者の発言が 中立で、批判報道が偏向とは 驚くべき解釈ですよね。
本来のマスコミは 取材の事実を元に コメントをするべきです。
アメリカの植民地の性格がモロに表れています。
戦中の毎日新聞のように 真実を伝えたいという記者魂は
残っていると思いたいです。
インターネットは もう警察の管理下で 権力がその気になればいつでも取り締まれると聞いています。
為政者の「自主・自立・自由・独立」の志のなさが 国の進路を狂わせているようです。
市民革命を経験していない日本だけに、今後の状況でどう爆発するか・・・。
世界が変わる麻薬よ
経験あるもん♪
その人の全てを受け入れられるのが「恋」だから・・・。