けが人多数
「追い付かない」=医師招集、
懸命の手当て−熊本市の各病院
2016年4月15日(金) 時事通信
熊本県益城町で震度7の揺れを観測した地震で、隣接する熊本市内の各病院では14日夜から15日朝にかけ、医師らを緊急招集して数百人に上る負傷者を手当てした。
熊本赤十字病院は地震直後、災害対策本部を設置。
緊急招集を受けた医師や看護師が懸命の治療を続けた。
職員は「とにかくけが人が多く、対応が追いつかない」と話した。
地震で停電したが非常用電源があり、治療に支障はなかったという。
救急外来などで治療を受けた患者の多くは、落ちてきた物で頭などを打った人たちだった。
国立病院機構熊本医療センターには15日午前0時半までに57人が搬送されるなどした。
うち子供を含む5人は重傷で、やけどや脳挫傷、骨折などのけがをしていた。
病院に大きな被害はなかったが、一部の窓ガラスが割れ、エレベーターやガスが止まった。
電気は通じているが、ボイラーが使えないため空調が機能せず、蒸し暑い状態になった。
入院患者は全員無事だった。
他の病院で受け入れ切れない負傷者が搬送されてくると想定した男性職員は14日夜、準備に追われながら「これから大変になる」と話した。
済生会熊本病院や熊本中央病院でもそれぞれ数十人のけが人を受け入れた。

