医師への「袖の下」で
治療内容に差が出ることは皆無
※女性セブン2016年5月26日号
医師といえば頭が良くて、お金持ち。
人々のために働く“聖職”というイメージが強いだろう。
しかし、TBS系『直撃!コロシアム!!』(4月11日放送)で、名医50人がぶっちゃけた本音が、ちょっとひどいのではないかと話題になっているというのだ。
そこで、実際のところを番組に出演した医師に聞いてみた。 “袖の下”とは、人目につかないよう袖の下から渡す贈り物のこと。
患者が医師に便宜を図ってもらうためや、感謝の気持ちを伝えるために渡す。
番組では医師50人に「患者から“袖の下”をもらったことがあるか」と質問し、50人中46人が「ある」と答えた。
同番組に出演していたおおたけ消化器内科クリニックの大竹真一郎院長はもらったことがある医師の1人。
ちなみに大竹氏は安全で苦痛のない大腸内視鏡検査、及び消化器系のがんにおけるスーパードクターと名高い。
「1回ももらったことがない医者はすごく少ないと思う。
渡すのはお年寄りのかたが多いですが“そんなん、いらんよ”と言っても、一度出したお金を引っ込めません。
だから、“今回だけいただくけど、もうやめてね”と伝えます。
これまでにもらった最低額は1万円、最高で15万円です」
これまでの医療ドラマでも菓子折りの箱の底にびっしりと詰められた万札の束がよく描かれてきた。
でも、そんなこと現実にあるの? と思ってはいても、なかなか医師には聞けず、真相は藪の中だっただけに、このぶっちゃけにはびっくり!
しかし──。
大学病院に勤務する脳外科医が明かす。
「20年以上前の教授や部長クラスであれば50万〜100万円は珍しくありませんでした。
昔に比べて減っていますが、コネで名医を紹介してもらったときや、脳や心臓など難しい手術のときは50万円ほど包む人もいます」
さらに番組で、“正しい袖の下の渡し方”について医師が語ったことが波紋を呼んだ。
その方法とは、看護師が目を離した隙にカルテに挟む、ポケットにスッと入れる、手紙と一緒に渡すというもの。
放送を見ていた東京都在住の主婦Aさん(47才)が言う。
「先生たちはもらうのを当然のように話していましたよね。
どの先生もあまりに普通に話していて、呆れてしまいましたが、自分や家族の命を守るためには、多少は渡したほうがいいのかなと思いました」
しかし、「渡す必要はないし、治療内容に差が出ることは決してない」と断言するのは同番組出演者の森田豊氏。
医師で医療ジャーナリストの森田氏は、『ドクターX』シリーズの医療監修をするなど、医療現場を取りまくさまざまな問題を私たちにわかりやすく伝えてくれる心強いドクターだ。
「ちょっと病室に行く回数が増えるくらいの差はあるかもしれませんが、治療は変わりません。ほかの人より手厚い医療が受けられるはず…という患者さんの自己欲求を満たすだけです」
この意見には前出の大竹氏も同調している。
一方で、私たちが袖の下を渡そうとしても、菓子折りやみかん1つさえ受け取らない病院もある。
都内の総合病院に勤務する外科医が証言する。
「国公立の病院の医師は公務員で、金品の受け取りは賄賂になるため、病院の規則で受け取りを一切禁止されています。
一度でも金銭でゴタゴタを起こすと、すぐに業界内に知れわたって転職も難しくなってしまうので絶対受け取りません」
そもそも、手術に失敗すれば医師としての名声を失いかねないし、手術が始まれば目の前の患者の命を救うために必死になるのが医師として大前提。
それは謝礼の有無に左右されるものではない。


真夏のような暑さ
熱中症にお気を付けください
トモさん、本当に暑いですね。
お互いに健康には気をつけましょうね。