2016年06月26日

水素水、EM菌…批判されても生き残る「疑似科学」のナゼ

水素水、EM菌…
批判されても生き残る
「疑似科学」のナゼ
2016.06.25 日刊SPAニュース

 水素が、体を酸化させる活性酸素を中和することで老化を防ぎ、ガンや糖尿病を退治してくれる水――という触れ込みで今、話題の“水素水”。
市場規模200億円ともいわれ、大手飲料メーカーがこぞって新商品を発売している。

だが、そもそも人の体内でも水素は発生しており、実物を飲んでも普通の水と味や匂いも大差ない。
なぜ人は疑似科学を信じてしまうのか。水素水以外にも批判されて、なお生き残っている疑似科学はまだある。

 その代表格と言っても過言ではないのが“EM菌”だ。
もともと土壌改良を目的に開発された微生物資材だったが、’90年代後半からどんどん疑似科学化し、東日本大震災以降は放射能除去効果があるとも謳われた。
現在でも河川の水質浄化を目的にした、EM菌の投入イベントを企画している団体すらある。

「農業資材だけならまだしも、環境浄化や医療効果まで主張し始めて、話がどんどん大きくなり、疑似科学として問題のあるレベルになってきているのです」(疑似科学に詳しい明治大学の石川幹人教授)

 そんなEM菌以上に、つい信じてしまいがちなのが、健康効果を謳った“モノ系”疑似科学だという。
斉藤秀雄さん(仮名・40歳)は某プロ野球監督が身に着けている“磁気ネックレス”の愛用者だ。

「前から肩や首のコリがひどくて、今でもゴルフや運動の後、全身にコリが出ちゃうけど、これを着けると痛みとかダルさが全然違う」

 だが、五本木クリニック院長の桑満おさむ氏はこう断言する。
「磁気の効果は科学的な根拠が十分とはいえません。
多少はコリをほぐすかもしれませんが、あくまでプロの選手が自分のモチベーションを維持するために使うもの。
ゲン担ぎ程度のものでしょう」

 男性がスポーツ関連に手を出しやすいのに対し、女性に浸透しているのが“子宮系”だ。

山野芳子さん(仮名・28歳)は母親からある生理用ナプキンを勧められた。
「『紙ナプキンは石油を使っているから危険だ』と言われ、渡されたのが布ナプキンです。
エコで節約にもなると聞かされたのですが、正直、いまだ半信半疑です」

 この布ナプキンはそれ自体、疑似科学とは言えないが、問題はその「お勧めの理由」にある。

「石油だから危険といった時点でまったくのデタラメ。
子宮温めも具体的な効果は不明。
前にはやった疑似科学『経皮毒』の亜流でしかない」(水に関する著書も多い法政大学の左巻健男教授)
posted by 小だぬき at 13:26 | Comment(2) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
どんなに身体を労わっても
病気になったり災害だったり
水素水を飲むと不老不死になったりして( *´艸`)
Posted by みゆきん at 2016年06月26日 15:37
みゆきんさん、不老不死の薬ができたら飲みますか??
肉体の不老不死が可能でも 脳の劣化は止めようがありません。その点、ヒットラーという人物の発想法には敬意を表するものもあります。
クローンをつくると同時に記憶を新しい脳に移行しようとする発想。
これが可能なら 多くの癌患者や死の病と闘っている人の
健康な身体の再現が可能になるのですが、でも「神の領域」で 現代科学が介入するには倫理的問題が多すぎます。また未来が 幸せに向かうかも未確定ですものね。
Posted by 小だぬき at 2016年06月26日 21:16
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