尾木ママ、業界内での悪評…
すぐ感情的になり暴言、
おネエ系と真逆
2016.06.27 Business Journal
「尾木ママ」こと、教育評論家の尾木直樹氏が批判に晒されている。
尾木氏は自身のブログで、北海道の小学2年生、田野岡大和君が行方不明になった事件について、父親に対し次のように批判の記述を繰り返した。
「7歳の子どもを北海道の山中に車で放置するとは! なんという虐待!?」(5月29日)
「こんな状況に置いた親は厳しく批判されるべきです。警察にも間違いなく逮捕されることでしょうね!」(同31日)
「これは置き去りそのものが真実なのか。失礼ながら疑いたくなってしまいます…」(6月3日)
これらの辛辣な発言をめぐってインターネット上で炎上し、尾木氏は謝罪に追い込まれた。
尾木氏がブログ上に並べた大和君の父親を非難するコメントは、普段テレビ番組で披露するおネエ系のトークとはまったく異なる。
その違いに驚きの声も上がったが、尾木氏は熱くなると表現が過剰になる“瞬間湯沸かし器”の素顔を持っているという。
「直情型というか、よく言えば正義感が強いというか。我々が尾木ママに取材を求めると、辛辣なコメントをすることがあって、『これを報道していいですか?』と尋ねると、尾木ママは『やっぱり……』と一気にトーンダウンすることがあります」(テレビ局関係者)
たとえば、2012年の夏の高校野球の大会期間中、出場校の栃木・作新学院高校の部員が暴行と強盗で逮捕、広島・広島工業高校の部員が強制わいせつで逮捕される前代未聞の事件が起きたときのことだ。
「あるメディアが尾木ママに取材したところ、『甲子園大会自体を中止にすべきだわね!』とコメント。
それを報道していいか尋ねると、『それはちょっと……』と言い過ぎたことを反省して、別のコメントに替えたことがあったそうです。
確かに出場校の部員による事件は前代未聞の不祥事ですが、だからといって関係のない部員、他の出場校まで巻き込んで全体責任を問うて、大会自体を中止にすべきと提言するのはいかがなものでしょうか」(別のテレビ局関係者)
敬遠の姿勢を見せている番組も
ほかにも、あるメディアが別件の教育問題で尾木氏に取材しようと電話したところ、「今忙しい!」と即刻断られてしまったこともあるという。
「テレビ番組で見せるおネエ系の言動とは違ったので、そのメディア側はビックリしたそうです。
ときに感情的になり、暴走してしまう素顔を知っているメディア関係者は、北海道の事件で尾木ママが謝罪したことに『やっちゃったか』『案の定』と妙に納得したのではないでしょうか」(同)
尾木氏は20日に放送された『橋本×羽鳥の新番組(仮)』(テレビ朝日系)で、前大阪市長の橋下徹氏から「あれは尾木さん、教育者としてはダメです」と批判された。
尾木氏は謝罪し、「あの後の私のブログ、ものすごく丁寧です」と反省を示した。
「テレビ局関係者の間では、『教育評論家としてどうなの?』と疑問を抱き始め、敬遠の姿勢を見せている番組もあります。
口は災いのもとですね」(同)
特異なキャラクターで親しまれているだけに、自らの舌禍で価値を下げてはもったいない。 (文=編集部)
とても残念です。