2016年09月24日

寅さんと「憲法24条」

今日は 午前中「位牌」の受け取り。
午後、リサイクル店で古いPCとプリンターの処分。
雨の多い九月ですが、雨のやむのを待って、実家の整理と私のアパートの整理をしています。
蔵書は 買った時の思い出があるためになかなか処分ができないでいます。
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牧太郎の大きな声では言えないが…
寅さんと「憲法24条」
毎日新聞2016年9月12日 東京夕刊

 71歳の僕も、47歳の長男も、16歳の孫も、我が家はそろって、映画「男はつらいよ」の主人公「フーテンの寅」の大ファンである。

 渥美清さん演じる「車寅次郎」は、父の車平造が芸者、菊との間につくった子ども。
実母が出奔し、父親の元に引き取られるが、16歳の時、父親と大ゲンカ。
家を飛び出し、テキ屋稼業で全国を渡り歩く“渡世人”となった−−という設定である。

 寅さんが何かの拍子で、叔父、叔母、異母妹のさくらが住む「故郷の東京・葛飾」にある柴又帝釈天の門前にある草団子屋に戻って来ると、決まって大騒動になる。
 草団子屋にとって寅さんは厄介者。
そうであっても叔父、叔母、さくらにとっては、掛け替えのない「家族の一員」。
寅さんがほれてしまった「マドンナ」とも“家族同様”に付き合う。
誰もが優しい。

 全48作で延べ7957万3000人の観客を動員した「秘密」は、美しい日本の風景と「無償の家族愛」にあるのだろう。
だから好きだ。

 でも、これはドラマだ。現実の世界はそう簡単ではない。
家族であっても、しょっちゅうトラブルを起こす「厄介者」は敬遠される。
親子がいがみ合い、縁を切った人もいるし、生まれながら天涯孤独というケースもある。
「家族」がいない人はたくさんいる。

 最近の憲法論議で、気になることがある。
自民党憲法改正草案の24条1項は「家族は、社会の自然かつ基礎的な単位として、尊重される。
家族は、互いに助け合わなければならない」。
家族による“助け合いの義務”を課す「家族条項」を新設している。

 党内の議論では「親子の扶養義務にも明文の規定を置くべきである」という意見まであったようだが、こんな「家族条項」は真っ平ご免だ。
 誰でも、家族は助け合いたい。
でも格差拡大のご時世だ。
できない人も多いはずだ。
家族を大切にしなかった場合、どんな罰則を科すつもりなのか?

 個人の尊重を重視する現行憲法から「家族の尊重」にかじを切ろうとする自民党。
3世代同居の磯野家の日常生活を描くアニメ「サザエさん」一家が理想!と言うけれど……。

「自民党の憲法24条」は、寅さん一家より浮世離れしてはいないか?(客員編集委員)
posted by 小だぬき at 00:00| Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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