川崎駅からいわき駅 片道約3時間の列車の旅
まずいわき駅に降りた時の違和感が強くありました。
いわき市にお住いの方に怒られるかもしれませんが、駅と駅周辺の整備は 立派でした。
でも、昼に着いたのに 人の活気や生活感が感じられないのです。
まるで「あなたの知らない」世界に立っているようでした。
人々の話し声や笑い声が聞こえない 人の姿はまばらに見えるのに 生活者というより通行者。
幼いころに訪れた記憶では、炭鉱のぼた山が見え 田舎の駅だったのですが、多くの労働者の活気があったように思います。
タクシー乗り場は 待ちタクシーでいっぱい。
バス路線網もあるのかないのか走っている所は見ませんでした。
この市の中核はなんなんだろうか・・・、昔のようないわき湯本温泉なのか??
中核企業はなんだろうか・・・。
常磐線は、3.11の前までは 仙台や磐越東線なども結び 新幹線とは違う 豊かな田園風景や海岸線が見える車窓の旅を楽しめました。
私は 仙台には 東京ー仙台 直通の新幹線を利用していたのですが、同僚の中には 上野ー仙台 7時間弱の常磐線を利用する人もいました。
旅マニアには とっても変化のある車窓を楽しめた路線です。
市役所で 母の除籍戸籍を申し込んだのですが、爺様は 分家ということで 本家戸籍は 福島第一原発の被害が多く出ている福島県北部にある市。
市役所の担当の女性は、車がないと今日中はムリかな・・・、と市役所の郵送手配のやり方と 添付書類の知恵・返信封筒の切符と郵便為替の予想額なども教えてくれました。
路を聞いたり 役所・駅の人達は とっても素朴で 親切でした。
なのに駅を降りた時の違和感。
いち旅行者の違和感は、素朴で親切な人達のために 都市開発をしたのかという疑問かもしれません。
駅の広場の大きさ、エスカレーター・エレベーター完備の近代的なデザイン。
このような駅舎整備が 川崎駅にあれば と羨ましくなるほどですが、
地方都市の生命線は、バス・電車などの交通網整備と商店街の活性化にある思います。
「スーパーひたち」での帰路、福島県の地図を見ながら 道路網は整備されてきていますが、鉄道のローカル線網は弱いなぁと感じます。
駅舎個々が立派な建物になる以上に 東西南北の鉄道網の整備がなければ 観光もキツイだろうと思います。
JR東日本は、首都鉄道網で膨大な利益を得ています、国鉄民営化の時の「廃線はださない」との約束を守らせ、福島県・いわき市はじめ各市は もう少し 人口減少対策として「鉄道網」も道路網と同じように 力を入れてほしいものだと思います。
放射能汚染という難しい生活再建対策の復旧に 是非とも「交通網」の整備もいれて欲しいなと感じました。
旧国鉄は 首都圏の黒字で ローカル線の赤字を克服してきた優良企業でした。
国鉄の赤字は、政治新幹線などの建設と運営の分離にありました。
貨物輸送競争でも 貨物は税金で道路整備。
鉄道は国鉄まかせ。
中曽根首相の功績のようにいわれる「国鉄の分割民営化」が 地方の衰退や国民資産の民間企業への譲渡など 今でも地方に大きなダメージを与えていると考えています。

