2016年11月27日

東京雪で気温低下 急な寒さから身を守る方法を医師解説

東京雪で気温低下
急な寒さから
身を守る方法を医師解説
2016年11月26日 日刊ゲンダイ

 24日の東京は寒かった。
54年ぶりに11月に雪が降り、観測史上初の積雪も記録した。
 この数日で気温も激変。
22日は最高気温が19.3度だったのに、24日は最低気温が0.9度まで下がった。
急激な温度変化で体調がおかしくなった人もいるだろう。

本来、人間の体は2週間ほどかけて徐々に寒さに慣れるようにできています。
冷蔵庫の中で働き始める人は2週間かけて少しずつ体を慣らすのが通例です」とは医学博士の左門新氏だ。

寒さでまず影響を受けるのが自律神経。
自律神経がおかしくなると、内臓をうまくコントロールできなくなる。
その結果、胃痛や下痢、便秘を引き起こします。
気持ちがふさいでうつになったり、目まい、ふらつき、動悸、食欲不振、片頭痛、疲労を感じるのも自律神経の乱れが起こす現象です」

 寒くなると、人間の体は末梢血管の機能が落ちるため喉の免疫力が低下する。
風邪をひきやすくなるのはそのためだ。
 また、血圧が上がるため脳出血や脳梗塞、心筋梗塞なども起きやすくなる。
急激な寒さは命の危険を招くことを忘れてはならない。

 寒さから身を守るには温かい食事を取ることが重要だ。
熱々の鍋料理を食べるとゆったりした気分になれ、ストレス解消効果がある。
シャワーを浴びると体が温かい部位と寒い部位に分かれるので交感神経が働き、血管を収縮させ、心臓をドキドキさせる。
冬場のシャワーは命取りになりかねない。
「38〜40度のお風呂にゆったり入るほうがいいのです。
それも床に入る1、2時間前に入浴すると、ぐっすり眠ることができます。
外出の際は体を冷やさないよう必ずマフラーと手袋を着用。
マスクは風邪を予防するだけでなく、口からの放熱を抑える役割を果たしてくれるので特にオススメです。
トイレとお風呂の脱衣所はなるべく温めてください」(左門新氏)

 細心の注意を払って、寒さから命を守らなければならない。

posted by 小だぬき at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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