2017年03月03日

テレビ、洗濯機、冷蔵庫は何年で買い替えたほうがお得?

テレビ、洗濯機、冷蔵庫は
何年で買い替えたほうがお得?
2017.03.02 日刊SPA

 TV、洗濯機などの大型家電製品。
これらは身近にあるがゆえについ日常の手入れを疎かにしてしまいがち。
また壊れるまで使い続けるという人も多いだろうが、適切な買い替えのサイクルがあることをご存知だろうか。

 そんな大型家電製品について、日常でできる簡単な手入れの方法と、買い替えの時期とチェックポイントを大手家電量販店員の川端洋太氏(31歳・仮名・男性・販売員歴9年)に聞いた。

テレビは買い替えサイクルを意識!
                       置き場所は慎重に
「テレビの寿命は、おおよそ5〜6年と言われています。
ネットの記事などでは10年程度と説明されていることもありますが、内蔵バックライトなどの寿命を考えると最高のパフォーマンスで見れる期間は5〜6年といったところでしょう。
また、テレビは設置場所が特に大事で、直射日光が差す場所やほこり、湿気の多い場所に置くと極端に寿命が短くなってしまいます。
日常でできるお手入れ方法としては、濡らした雑巾で本体を2週間に1度拭き掃除し、接続端子やコード類に埃が被らないように清潔に保つこと。
これだけで長持ちしますよ」

 川端氏によると、買い替えのチェックポイントは、電源を入れて画面が映るまでのラグが気になったり、画面の照明が暗くなってまったタイミング。
この時点で寿命が近付いていると判断してよいという。

 こうなれば、修理に出しても基盤やバックライト、液晶の交換で高く付いてしまうケースが多く、思い切って買い替えたほうがお得だという。
「値段はピンキリですが、小さいテレビで2〜5万円。
高くても10万円程でお買い求め頂けます」(川端氏)
 テレビは家電製品の中でも非常にデリケートな製品。
毎日小まめに掃除をして、大切に扱ったほうが良さそうである。

洗濯機はメーカー保証を上手く利用しよう
「洗濯機の平均寿命はおよそ8年と言われています。
これはほとんどのメーカーの保証期間が購入から8年後に設定してあることに起因しており、このメーカー保証を上手に使うことこそが洗濯機の使用期間を延ばすうえで大変重要になります。
また、製品の異変を早い段階で察知し対処することで急な故障を防ぐことができます」
 川端氏に聞いた洗濯機の異変チェックポイントは以下の4つだ。
1、水の排出量(購入したばかりのころに出る水の量をどこかに記録しておくとよい)
2、スイッチ(ボタンを強く押したり何度も押さなくても反応するか。内蔵コンピュータの劣化を判断するため)
3、洗濯機内部のモーター(異常がある場合、音が二重三重に聞こえる)
4、脱水、乾燥(乾きやすいシャツなどを洗うと水分量がわかりやすい)
 上記項目のうち、2つ以上に異常が見つかるようであれば保証期間内にメーカー修理を依頼したほうがよいという。

 洗濯機の手入れ方法についても聞いてみた。
洗濯機が乾いた状態で掃除機を使って内部の埃を吸い取り除き、酵素系漂白剤を500グラムほど溶かしたお湯を洗濯機に流し込み15分程度稼働させます。
カビや取り損ねた埃などが浮き出てきますので、水の排出が始まるまでに稼働を停止し、3時間ほど漬け置きをします。
時間が経ったらもう一度洗濯機を稼働し、終了です。
2ヶ月に1回程度掃除を行うのが最適なペースです。」

冷蔵庫は高いものを選んでよし
「冷蔵庫の平均寿命は15年から20年と長く、家電の中でもかなり丈夫な部類になります。
冷蔵庫はその性能上、あまり本体のお手入れが必要ありません。
ただし何年も電源をつけっ放しにしておくと本体が消耗してしまうので、3年に1度、電源を落とし内部の清掃を行うとよいでしょう」
 冷蔵庫の主な故障の症状は以下の3つ。
・冷えが弱くなる
・騒音
・水漏れ

「保証期間はおおむね5〜9年ですが、故障は少ないです。
大きさやボックス数により値段にはかなりバラつきますが、10万円以上のものを買うのをおすすめします」
 つまり、冷蔵庫はもっとも高い金をかけてよい家電製品と言えるかもしれない。
10万円ほどで購入しても、年数で計算すればかなりお買い得かもしれない。
 <取材・文/小畑マト>
posted by 小だぬき at 00:00 | 神奈川 ☔ | Comment(0) | TrackBack(0) | 健康・生活・医療 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前: [必須入力]

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント: [必須入力]


この記事へのトラックバック