2017年03月21日

浜矩子氏が警鐘 「安倍首相は幼児的凶暴性の強い人」

浜矩子氏が警鐘
「安倍首相は
幼児的凶暴性の強い人」
2017年3月19日 日刊ゲンダイ

 日経新聞で先ごろ「日本国債」という連載があり、その2回目(7日掲載)を読んで驚きました。
昨年秋、安倍首相が与党議員に次のように語ったというのです。
「政府と日銀は親会社と子会社みたいなもの。
連結決算で考えてもいいんじゃないか」

 私は1年以上前から、「今や日本銀行はチームアホノミクスの中央銀行支部と化してしまっている」と書いたり、発言したりしてきました。
だから、「私が安倍首相に妙な知恵をつけてしまったのか」と、手前味噌で笑ってしまったのですが、そもそもこの考え方は法律違反です。

日銀法では日銀は独立の存在であり、財政法第5条にも、日銀は直接、政府にお金を貸してはいけないと書いてある。
それなのに、こんなことを平気で言うなんて言語道断。
いよいよこのオッサンは、大日本帝国会社という名の国策会社の総帥になっているつもりなのかと驚きましたよ。

■ますますひどくなる誇大妄想
 安倍首相らは、アホノミクスが実体経済の基盤強化につながっていないことがわかり焦っている。
くだんの記事の見出しは〈シムズ理論の甘い誘惑〉です。
浜田宏一内閣官房参与を筆頭に「シムズ理論」(クリストファー・シムズ米プリンストン大教授が唱える「財政赤字により物価水準を押し上げる」という考え方)を首相に説いているようですが、非常に問題がある。
 シムズ理論とは、「意図的無責任財政のススメ」なのです。
財政と金融を一体運営しなければうまく行かない。
なぜなら、無責任財政でインフレを起こすといっても、そのために発行する国債を誰かに買ってもらわなければならないからです。
しかし、民間の投資家は、そんな国債は踏み倒される恐れがあり、買わない。
つまり、中央銀行に給金してもらうしかないわけです。
 政府が本気でシムズ理論で行くなら、財政と金融の一体化が不可欠です。
だから安倍首相が、「日銀は子会社でいいんじゃない」と口走ってしまう。
これって、恐ろしいことですよ。

 森友学園問題に絡む国会答弁を見ていて、面白いなと思ったのは、人間は焦ると防御的になるあまり、言わなくてもいいことを口走ってしまうということです。
安倍首相が「私は公人だけど、妻は私人」と発言したことで、首相夫人の立場についての問題に火がついた。
「私の妻を犯罪者扱いするとは不愉快」という発言もありましたが、誰もそんなことしていない。
どこかで「犯罪者だと思われかねない」と不安になっているから、素知らぬふりができずに、逆上して言わなくてもいいことを口走ってしまうのです。
非常に幼児的凶暴性の強い人ですよね。
「日銀は子会社」発言にしろ、国会での逆上ぶりにしろ、いずれもその背後に「自分は偉い」感覚が感じられます。
誇大妄想がひどくなっていると思います。
誇大妄想と幼児的凶暴性は表裏一体。
これらを総合的に見ると、1月の施政方針演説にも出てきた「世界の真ん中で輝く国づくり」に行きあたる。

強権的な帝国づくりに、ますます燃え上がって来たように感じます。
我々は一段と警戒心を強めなければなりません。
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posted by 小だぬき at 00:00| 神奈川 | Comment(0) | TrackBack(0) | 社会・政治 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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