室井佑月の「嗚呼、仰ってますが。」
山本太郎参院議員の質問主意書は
“ど直球”でスカッとする
2017年4月13日 日刊ゲンダイ
「『総理大臣をやめる』との首相答弁に関する質問主意書」(提出者・山本太郎)
これは4月6日に自由党の山本太郎参議院議員が参議院の議長に提出し、4月10日に転送された文書のタイトルだ。
インターネットで全文読めるから、みなさんぜひ読んでみて。
ど直球で、スカッとするから。
2月17日、衆議院予算委員会で安倍首相は、「(森友問題に関して)私や妻がこの認可あるいはこの国有地払い下げに、もちろん事務所も含めて、一切かかわっていないということは明確にさせていただきたいと思います。
もしかかわっていたのであれば、これはもう私は総理大臣をやめるということでありますから、それははっきりと申し上げたい、このように思います」と述べた。
一度だけじゃない。「繰り返しになりますが、私や妻が関係していたということになれば、まさにこれはもう私は、それはもう間違いなく総理大臣も国会議員もやめるということははっきりと申し上げておきたい」とも発言した。
そのことについて、太郎ちゃんが疑問を呈する。
質疑書の内容は、簡単にすればこういうもの。
一国の首相が国会で「総理大臣をやめる」と簡単に口にしていいものか?
なんでそんなことを口にしたのか?
安倍首相が「かかわっていた」「関係していた」という言葉の範囲を限定せずに使った以上、昭恵夫人がFacebookに書いた反論は、秘書の谷さんと籠池元理事長がやり取りする「関係」を昭恵夫人も知っていたことになり、昭恵夫人も「かかわって」いたことになるのではないか?
「総理大臣をやめる」という答弁は撤回しないで、そのままにしておくのか?
いいぞ、太郎ちゃん。
このままだと、2月17日の安倍首相発言は、ないことにされてしまいそう。
それよりも怖いのは、これから先も、安倍さんが職を賭してと発言すれば、すべてが許されてしまいそうなこと。