雨の日の体の不調
「梅雨疲労」解消は
5つのリセット法で
2017年6月25日 日刊ゲンダイ
九州から関東、北陸にかけては梅雨本番。
雨の日が続くと、何となく憂鬱だ。
なぜか。
「雨をもたらす低気圧のせいです。
体への圧力がいつもより低下して、血管やリンパ管が膨張。
血液やリンパが滞るため、むくみやすい。
暑いのに何となく冷えるのもそのためです」
こう言うのは、ストレスケア・カウンセラーで「あなたの人生を変える雨の日の過ごし方」(文響社)の著者、美野田啓二氏だ。
低気圧だと、自律神経が副交感神経優位になりやすいとも言う。
「そうすると、体が休息モードになるため、仕事などで頑張りたいのに、体が動かしにくく、ダルくなるのです」
だから体を休めたくなるのだが、そうもいかない。
社内を見渡すと、デキる人は“雨鬱”を感じていないのか、テキパキ動いていたりする。
ダルい気分を解消して、梅雨疲労をリセットする方法はないか。
美野田氏に聞いた。
■朝はベッドで手足ブルブル
梅雨疲労で気分が重い時は、無理に起きる前にやることがある。
「あおむけの状態で手足を天井に向けて上げ、ブルブル揺らすといい。
交感神経が刺激されて目覚めが良くなるほか、血液やリンパの流れが改善。
むくみや冷え性にも効果的です」
■喉が渇いたらエスプレッソW
「雨の日に感じやすい頭痛は、低気圧によって頭の血管が膨張するのが原因です。
そんな時は血管を収縮させる作用の高いカフェインを多めに取ること。
目安は1日300ミリグラム。
エスプレッソコーヒー約2杯分です」
玉露でもいい。
カフェイン含有量は1杯で180ミリグラムだ。
■耳栓&アイマスクで昼寝する
疲れがたまると、視野が自然と狭くなる。
「目から入る情報を制限し、脳を刺激から守ろうとするのです。
突発性難聴の原因の一つに、ストレスになる音を遮断し、脳を守ろうとするためという説もあります。
雨の日は、ストレス源となる情報コントロールが鈍りがちなので、耳栓やアイマスクで情報をシャットアウト。
脳と自律神経が休まります」
昼休みに耳栓とアイマスクで昼寝すれば、午後はスッキリ仕事できる。
■外回りは大股歩きか階段1段飛ばし
自律神経のバランスを副交感神経優位から交感神経優位に切り替えるには、歩き方の工夫を。
「身長の半分くらいの歩幅で大股に歩くのです。
お尻の大臀筋や太ももの大腿四頭筋、裏もものハムストリングス、ふくらはぎの下腿三頭筋が連動して動くため、大臀筋からさらに腹部や背中の筋肉なども刺激されます。
それらの筋肉は、体を支えるのに必要な抗重力筋で、筋肉の刺激が脊髄から脳に伝わることで、交感神経優位になって頭がシャキッとするのです」
雨の中はちょっとという人は、階段を1段飛ばしで上るのもいい。
■晩酌のツマミはバンバンジー
鶏や豚の肉、カツオやマグロなどの赤身には疲労軽減物質イミダペプチドが多く含まれている。
「特に多いのが鶏のムネ肉。100グラム当たり1223ミリグラムと、2位の豚ロース肉(928ミリグラム)の1・5倍ほど。
安くてカロリーが低いのでお勧めです。
1日だけではダメなので、少なくとも1日100グラムを2週間食べ続けることです」
晩酌のツマミはバンバンジーで決まりだ。
病院の駐車場が車で溢れてるわ
お互いに 健康第一にファイト!!ですね。