都民ファースト大躍進
「小池ガールズ」は
全員当選の勢い
2017年7月2日 日刊ゲンダイ
2日投開票の都議選。
最終日の1日、安倍首相は初の街頭演説をホームテリトリーの秋葉原で行ったが、予想では自民は38議席という過去最低記録を更新しそうな大逆風。
一方、小池都知事率いる都民ファーストの会(都ファ)は大躍進で、「小池ガールズ」は全員当選の勢いだ。
都ファは公認50人中、17人が女性。
都ファの候補者が女性1人だけの選挙区はどこもトップ当選の可能性が出ている。
1人区の中央区でも、都ファの候補が自民と大接戦になっているものの先行している。
都ファの候補者が2人いる選挙区でも、ともに女性の江戸川区は2人揃って当選圏内。
男女1人ずつ(無所属都ファ推薦含む)擁立した選挙区では、女性候補が男性候補より優勢だ。
■女性議員は最大5割増か
小池氏は終盤になって公認候補だけでなく、推薦候補の応援にも入るようになった。
その効果があってか、渋谷区と江東区の女性推薦候補も当選の可能性が出ている。
定数127の都議会で現在、女性議員は25人。
この人数も最大5割増となりそう。
都ファ17と無所属2のほか、自民2、公明3、共産11、生活者ネット1の合計36人の女性候補に当選の可能性がある。
新しい都議会は華やかなムードに包まれそう。もっとも小池ガールズが仕事師かどうかは未知数だ。
「代表が女性だからでしょうか、女性候補への支持が全般的に高い。
唯一、南多摩だけは、推薦の男性が現職のうえ元稲城市長という知名度の高さもあり強い。
都ファの女性が後塵を拝しています」(都ファ関係者)
都民ファーストは、烏合の衆か第2自民党にならないように見守る必要がありそうです。